測量士補試験の対策問題です。
合格のために活用してください。
問題
基準点測量
作業順序
①選点とは、平均計画図に基づき、現地において既知点の現況を調査するとともに、新点の位置を選定し、【A:選点図・B:観測図】及び平面図を作成する作業をいう。
〇平均計算とは、新点の水平位置及び標高を求めるもので、計算結果が正しいと確認されたプログラムを使用して、既知点2点以上を固定する【②A:厳密水平網平均計算・B:三次元網平均計算】等を実施するとともに、その結果を【③A:品質評価表・B:精度管理表】に取りまとめる。
測量誤差
④【A:系統誤差・B:偶然誤差】とは、発生要因に特段の因果関係がないため、観測方法を工夫しても消去できないような誤差である。この誤差は、観測値の平均をとれば小さくできる。
〇TSを用いた水平角観測において生じる誤差は、望遠鏡の正(右)・反(左)観測の平均値をとることによって消去できるものとできないものに分けられる。
⑤TSの視準軸と望遠鏡の視準線が、直交していないために生じる視準軸誤差は望遠鏡の正反観測の平均値をとることによって消去【A:できる・B:できない】。
⑥TSの水平軸と鉛直軸が、直交していないために生じる水平軸誤差は望遠鏡の正反観測の平均値をとることによって消去【A:できる・B:できない】。
⑦TSの目盛板の中心と鉛直軸がズレているために生じる偏心誤差は望遠鏡の正反観測の平均値をとることによって消去【A:できる・B:できない】。
⑧望遠鏡の視準軸が回転軸の中心(鉛直軸)からズレているために生じる外心誤差は望遠鏡の正反観測の平均値をとることによって消去【A:できる・B:できない】。
⑨TSの鉛直軸と鉛直線の方向が一致していないために生じる鉛直軸誤差は望遠鏡の正反観測の平均値をとることによって消去【A:できる・B:できない】。
⑩空気密度の不均一さによる目標像のゆらぎのために生じる誤差は望遠鏡の正反観測の平均値をとることによって消去【A:できる・B:できない】。
答え
①A:選点図
②A:厳密水平網平均計算
③B:精度管理表
④B:偶然誤差
⑤A:できる
⑥A:できる
⑦A:できる
⑧A:できる
⑨B:できない
⑩B:できない
復習・確認
①選点とは、平均計画図に基づき、現地において既知点の現況を調査するとともに、新点の位置を選定し、選点図及び平面図を作成する作業をいう。
②、③平均計算とは、新点の水平位置及び標高を求めるもので、計算結果が正しいと確認されたプログラムを使用して、既知点2点以上を固定する厳密水平網平均計算等を実施するとともに、その結果を精度管理表に取りまとめる。
④偶然誤差とは、発生要因に特段の因果関係がないため、観測方法を工夫しても消去できないような誤差である。この誤差は、観測値の平均をとれば小さくできる。
⑤~⑩
〇TSを用いた水平角観測において生じる誤差は、望遠鏡の正(右)・反(左)観測の平均値をとることによって消去できるものとできないものに分けられる。
望遠鏡の正反観測の平均値をとることによって消去できる誤差としては、以下が挙げられる。
- TSの視準軸と望遠鏡の視準線が、直交していないために生じる視準軸誤差
- TSの水平軸と鉛直軸が、直交していないために生じる水平軸誤差
- TSの目盛板の中心と鉛直軸がズレているために生じる偏心誤差
- 望遠鏡の視準軸が回転軸の中心(鉛直軸)からズレているために生じる外心誤差
一方、望遠鏡の正反観測の平均値をとることによって消去できない誤差としては、以下が挙げられる。
- TSの鉛直軸と鉛直線の方向が一致していないために生じる鉛直軸誤差
- 空気密度の不均一さによる目標像のゆらぎのために生じる誤差
その他の問題
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