測量士補試験の対策問題です。
合格のために活用してください。
問題
セミ・ダイナミック補正
①GNSSを利用した測量において、【A:電子基準点のみ・B:三角点や公共基準点】を既知点として測量を行う場合は、既知点間の距離が長いため、地殻変動によるひずみの影響を考慮しないと、近傍の基準点の測量成果との間に不整合が生じることになる。
②セミ・ダイナミック補正は、【A:標高補正パラメータ・B:地殻変動補正パラメータ】を用いて、基準点測量で得られた測量結果を補正し、測地成果2011(国家座標)の基準日(元期)における測量成果を求めるものである。
地形測量(現地測量)
③地形、地物などの測定においては、トータルステーション等とGNSS測量機を併用しなければならない【A:正しい・B:誤り】
〇DEMとは、【④A:地表面・B:地表の上面】の標高を表した格子状のデータのことである。DEMは、既存の【⑤A:ジオイド高・B:等高線】データや、【⑥A:正射投影画像・B:航空レーザ測量成果】から作成することができる。DEMは、その格子間隔が【⑦A:大きい・B:小さい】ほど詳細な地形を表現でき、洪水などの【A:発生頻度・⑧B:被害想定区域】のシミュレーションには欠かせないものである。
⑨測量の概覧、数値地形図データの内容及び構造、データ品質などについて体系的に記載したものを【A:製品仕様書・B:製品照明書】という。
等高線による地形表現
⑩主曲線は、地形を表現するための等高線として用いるため、原則として省略しない。【A:正しい・B:誤り】
答え
①A:電子基準点のみ
②B:地殻変動補正パラメータ
③B:誤り
④A:地表面
⑤B:等高線
⑥B:航空レーザ測量成果
⑦B:小さい
⑧B:被害想定区域
⑨A:製品仕様書
⑩A:正しい
復習・確認
①GNSSを利用した測量において、電子基準点のみを既知点として測量を行う場合は、既知点間の距離が長いため、地殻変動によるひずみの影響を考慮しないと、近傍の基準点の測量成果との間に不整合が生じることになる。
②地殻変動補正パラメータを用いて、基準点測量で得られた測量結果を補正し、測地成果2011(国家座標)の基準日(元期)における測量成果を求めるものである。地殻変動補正パラメータの提供範囲は、全国(一部離島を除く)である。
③地形、地物などの測定においては、トータルステーション等又はGNSS測量機を用いて、又は併用して行う。
→※必ず併用しなければならないということはない。
④~⑧DEMとは、地表面の標高を表した格子状のデータのことである。DEMは、既存の等高線データや、航空レーザ測量成果から作成することができる。DEMは、その格子間隔が小さいほど詳細な地形を表現でき、洪水などの被害想定区域のシミュレーションには欠かせないものである。
⑨測量の概覧、数値地形図データの内容及び構造、データ品質などについて体系的に記載したものを製品仕様書という。
⑩主曲線は、地形を表現するための等高線として用いるため、原則として省略しない。
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