測量士補試験の対策問題です。
合格のために活用してください。
問題
測量作業機関の対応
①道路上で水準測量を実施するため、あらかじめ道路管理者に【A:道路使用・B:道路占用】許可申請書を提出し、許可を受けて水準測量を行った。
②測量計画機関から貸与された測量成果などのデータを格納したUSBメモリを紛失したが、作業進捗に何ら影響がなかったため、測量計画機関には作業終了時に報告した。【A:正しい・B:誤り】
③空中写真測量において、対空標識設置のため樹木の伐採が必要となったので、あらかじめその土地の所有者又は占有者に承諾を得て、当該樹木を伐採した。【A:正しい・B:誤り】
④作業地周辺の住民や周辺環境に影響がない場所と思われたが、基準点測量における測量標の埋設時に使用しなかった資材などを、速やかに現地から撤去した。【A:正しい・B:誤り】
⑤地形測量の現地調査で公有又は私有の土地に立ち入る必要があったので、測量計画機関が発行する身分を示す証明書を携帯した。【A:正しい・B:誤り】
⑥水準測量作業中に、標尺が駐車中の自動車に接触しドアミラーを破損してしまった。警察に連絡するとともに、直ちに測量計画機関へも事故について報告した。【A:正しい・B:誤り】
⑦現地測量に当たり、近傍の四等三角点の測量成果を国土地理院のウェブサイトで閲覧できたため、国土地理院の長の使用承諾は得ずに、出典の明示をして使用した。【A:正しい・B:誤り】
地球の形状及び位置の基準
⑧ジオイド高とは、地球の形状と大きさに近似した回転楕円体の表面から、【A:地表面・B:平均海面を陸側に延長したと仮定した面】までの高さである。
⑨測量法(昭和24年法律第188号)に規定する世界測地系では,回転楕円体として【A:GRS80・B:WGS80】を採用しており,地球上の位置は世界測地系に従って測定された地理学的経緯度及び平均海面からの高さで表すことができる。
⑩ジオイドは、重力の方向と【A:平行・B:直交】しており、地球の形状と大きさに近似した回転楕円体の表面に対して凹凸がある。
答え
①B:道路占用
②B:誤り
③A:正しい
④A:正しい
⑤A:正しい
⑥A:正しい
⑦B:誤り
⑧B:平均海面を陸側に延長したと仮定した面
⑨A:GRS80
⑩B:直交
復習・確認
①道路上で水準測量を実施するため、あらかじめ道路管理者に道路占用許可申請書を提出し、許可を受けて水準測量を行った。
→道路使用許可(道交法:所轄の警察署長の許可)と道路占用許可(道路法:道路管理者の許可)の2つが必要である。所轄の警察署長から得る許可は「道路使用許可」である。
②✕測量計画機関から貸与された測量成果などのデータを格納したUSBメモリを紛失したが、作業進捗に何ら影響がなかったため、測量計画機関には作業終了時に報告した。
→速やかに報告する。
③空中写真測量において、対空標識設置のため樹木の伐採が必要となったので、あらかじめその土地の所有者又は占有者に承諾を得て、当該樹木を伐採した。
④作業地周辺の住民や周辺環境に影響がない場所と思われたが、基準点測量における測量標の埋設時に使用しなかった資材などを、速やかに現地から撤去した。
⑤地形測量の現地調査で公有又は私有の土地に立ち入る必要があったので、測量計画機関が発行する身分を示す証明書を携帯した。
⑥水準測量作業中に、標尺が駐車中の自動車に接触しドアミラーを破損してしまった。警察に連絡するとともに、直ちに測量計画機関へも事故について報告した。
⑦✕現地測量に当たり、近傍の四等三角点の測量成果を国土地理院のウェブサイトで閲覧できたため、国土地理院の長の使用承諾は得ずに、出典の明示をして使用した。
→基本測量の測量成果を使用するときは国土地理院の長の承認が必要。
⑧ジオイド高とは、地球の形状と大きさに近似した回転楕円体の表面から、平均海面を陸側に延長したと仮定した面までの高さである。
⑨測量法(昭和24年法律第188号)に規定する世界測地系では,回転楕円体としてGRS80を採用しており,地球上の位置は世界測地系に従って測定された地理学的経緯度及び平均海面からの高さで表すことができる。
⑩ジオイドは、重力の方向と直交しており、地球の形状と大きさに近似した回転楕円体の表面に対して凹凸がある。
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