【書評】『お金の教科書』を読んでみました

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2022年から高校でお金に関する授業が始まります。

日本人の金融に関する知識や判断能力(マネーリテラシー)は他の先進国に比べて低いというデータがあります。マネーリテラシーの低さは生活に思いっきり影響を与えます。私自身、知識不足から知らないうちにチャンスを逃したり、逆に良くない話に乗せられて損してしまったりという経験がありました。

学生の段階からお金に関する知識を学べる機会ができるのはいいことだと思います。しかし、既に学生ではない人にとってこの教育制度改正はほぼ意味がありません。自分で勉強することが大切になります。

そこで今回紹介するのはこの本です

『マンガでわかる 高校生からの お金の教科書』です。

本屋でも並んでいますし、見るからにわかりやすそうで目を引く表紙ですね。今回は私がこの本を実際に読んだ感想をまとめていきたいと思います。

これからお金の勉強をしようと考えている人、この本を買おうか検討している人にとって参考になると思います。

どんな人にオススメの本

①お金の勉強と言われても全く想像がつかない。

②お金について何も勉強したことがない。

以上の方にとっては読む価値のある本になると思います。

既にお金の勉強をしていたり、生活においてマネーリテラシーの必要性を実感している人にとっては物足りない内容かもしれません(理由は後述)。

この本の良いところ  

①マンガでわかりやすい

まずは表紙でも書かれている通り、マンガになっていて理解しやすいところです。勉強と言われると字がびっしり書かれているイメージですが、この本はそんなことはありません。マンガになっているので会話やイラストが多く、気軽に読み進められると思います。

②1項目毎のページ数が少ない

1つの項目について見開き1ページで説明を完結させています。1項目あたりのページ数が少ないので、少しずつ読み進められます。

③取り上げられている範囲が広い

最後は取り上げられている範囲が広いところです。1項目毎のページ数が少ない分、多くの内容を取り扱っています。この本は全部で7章あり、合計64項目について取り上げられいます。1つ1つの内容に関しての知識は浅めになりますが、広く学ぶには十分の量になっていると思います。

気になったところ

①実生活に活かせる部分は少なめ

金融に関する知識概要は知ることができますが、実生活に活かせるような具体的な内容についてはあまり書かれていない印象でした。

②話が簡単に進みすぎ!

この本(マンガ)の主人公は高校生です。この高校生が「投資部」に入りそこで金融知識を身に着けていく流れになっています。マンガでわかりやすく説明するために仕方ない部分がありますが、実生活ではありえないレベルで話が簡単に進んでいます。各項目についても注意点についての説明がされていないところもあるため、興味を持った項目については理解を深める必要も出てくると感じました。

まとめ(一番伝えたいこと) 

今回は『お金の教科書』を読んだ感想をまとめました。

最後に、この本の良い部分、気になった部分を踏まえた上で、一番大事だと思ったことを伝えます。

それは、実生活において、本の中の「投資部」のように情報だけを教えて終わりということは少ない。関わるべきではない詐欺やセミナー、ビジネスの勧誘に繋がる可能性があるということです。

あくまで知識を得るための本であり、この本のストーリー自体は実生活とは違うということを理解した上で本書を読んでいただきたいと思います。

実際に読んだ本を他にも紹介していきますので、参考にしていただければと思います。

みなさんのこれからがより輝くものになりますように。

以上、あかぴ~でした。

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