測量士補試験の対策問題です。
合格のために活用してください。
問題
空中写真測量
①他の撮影条件が一定ならば、山頂部における地上画素寸法は、その山の山麓部におけるそれより【A:大きく・B:小さく】なる。
無人航空機(UAV)
②成果品の種類や、その必要精度などに応じて、適切に作業を実施することが求められる。【A:正しい・B:誤り】
③航空法(昭和27年法律第231号)では、人口集中地区や空港周辺、高度【A:100m・B:150m】以上の空域でUAVを飛行させる場合には、国土交通大臣による許可が必要となる。
④計画対地高度に対する実際の飛行の対地高度のずれは【A:10%・B:20%】以内とする。
⑤UAVによる公共測量は、地表が完全に植生に覆われ、地面が写真に全く写らないような地区であっても支障なく実施できる。【A:正しい・B:誤り】
⑥UAVにより撮影された空中写真を用いて作成する三次元点群データの位置精度を評価するため、標定点のほかに検証点を設置する。【A:正しい・B:誤り】
⑦UAV写真測量において、数値写真上で周辺地物との色調差が明瞭な構造物が測定できる場合は、その構造物を標定点及び対空標識に代えることができる。【A:正しい・B:誤り】
⑧UAVにより撮影された空中写真を用いて三次元点群データを作成する場合は、隣接空中写真と【A:重複させる・B:重複させないようにする】必要がある。
⑨三次元形状復元計算とは、撮影した数値写真及び標定点を用いて、地形、地物などの三次元形状を復元し、【A:オリジナルデータ・B:反射強度画像】を作成する作業をいう。
⑩カメラのキャリブレーションについては、三次元形状復元計算において、セルフキャリブレーションを行うことが標準である。【A:正しい・B:誤り】
答え
①B:小さく
②A:正しい
③B:150m
④A:10%
⑤B:誤り
⑥A:正しい
⑦A:正しい
⑧A:重複させる
⑨A:オリジナルデータ
⑩A:正しい
復習・確認
①他の撮影条件が一定ならば、山頂部における地上画素寸法は、その山の山麓部におけるそれより小さくなる。
→起伏のある土地を撮影した場合は、その場所によって地上画素寸法が変化する。低い土地では大きくなり、高い土地では小さくなる。
②成果品の種類や、その必要精度などに応じて、適切に作業を実施することが求められる。
③航空法(昭和27年法律第231号)では、人口集中地区や空港周辺、高度150m以上の空域でUAVを飛行させる場合には、国土交通大臣による許可が必要となる。
④計画対地高度に対する実際の飛行の対地高度のずれは10%以内とする。
⑤UAVによる公共測量は、地表が完全に植生に覆われ、地面が写真に全く写らないような地区で実施することは適切でない。
⑥UAVにより撮影された空中写真を用いて作成する三次元点群データの位置精度を評価するため、標定点のほかに検証点を設置する。
⑦UAV写真測量において、数値写真上で周辺地物との色調差が明瞭な構造物が測定できる場合は、その構造物を標定点及び対空標識に代えることができる。
⑧UAVにより撮影された空中写真を用いて三次元点群データを作成する場合は、隣接空中写真と重複させる必要がある。
→標定点を用いた三次元復元計算が必要であり、立体化する必要がある。このため空中写真測量と同様に同一コース内の隣接空中写真との重複度は60%、隣接コースの空中写真との重複度は30%を標準とする。
⑨三次元形状復元計算とは、撮影した数値写真及び標定点を用いて、地形、地物などの三次元形状を復元し、オリジナルデータを作成する作業をいう。
⑩カメラのキャリブレーションについては、三次元形状復元計算において、セルフキャリブレーションを行うことが標準である。
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皆さんのこれからがより輝くものになりますように。
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