河川計画

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河川計画

・河川法では、治水計画を基本的で長期的な目標を示す。「河川整備基本方針」と当面の実施目標、具体的整備内容を示す「河川整備計画」との2つに区分し策定する。
・河川整備基本方針は、長期的な観点から国土全体のバランスを考慮し、基本高水、計画水流量配分等、抽象的な事項を化学的、客観的に定める。このため、専門的知識を有する学識経験者を主たる構成員とする社会資本整備審議会河川分科会の意見を聴いて、国土交通大臣が定める。
・河川整備基本方針は国民が等しく安全を享受できるよう国の安全についての補償水準を定めるようなものであり、個別地域の住民の意見を聴くことはしていない。
・河川整備基本方針においては、主要な地点における計画高水流量、計画高水位、計画横断形に係わる川幅などを定める。
・河川管理者は、河川整備基本方針に沿って、計画的に河川の整備を実施すべき区間について、河川整備計画を定めておかなければならない。
・河川整備計画においては、段階的に効果を発揮するよう目標年次を定め、一定規模の洪水の氾濫を防止し、必要に応じそれを超える洪水に対する被害を軽減する計画とする。
・河川整備計画は、20~30年後の河川整備の目標を明確にする、個人事業を含む具体的な河川の整備の内容を明らかにすることとしている。
・河川整備計画における整備内容の検討では、計画期間中に実現可能な投資配分を考慮するとともに、代替案との比較を行う。
・治水計画の計画安全度の評価における「流域に降る降雨量に基づく方法」は稼働の変化や氾濫による影響を直接受けない。
・洪水調整計画がない場合、基本高水ピーク流量と計画高水流量は同じになる。
・正常流量は、維持流量と水利流量を同時に満たす流量として定義され、適正な河川管理のために定められる。
・洪水防御計画は、河川の洪水による災害を防止又は軽減するため、計画基準点において計画の基本となる洪水のハイドログラフ(基本高水)を設定し、この基本高水に対してこの計画の目的とする洪水防御効果が確保されるよう策定する。
・洪水防御計画の策定に当たっては、河川の持つ治水、利水、環境などの諸機能を総合的に検討するとともに、この計画がその河川に起こり得る最大洪水を目標に定めるものではないことに留意する。必要に応じ計画の規模を超える洪水の生起についても考慮する。
・洪水防御計画の策定に当たっては、超過洪水の生起に際して、下流や本川が危険になるのが一般であるので、この点も考慮して、同一水系内における上下流、本支川の整合性を保つよう配慮する。
・基本高水の選定に当たっては、計画規模に対応する適正なピーク流量を設定する等の観点から、総合的に検討を進める必要がある。
・基本高水を定める際の対象降雨は、計画基準点ごとに、降雨量、降雨量の時間分布及び降雨量の地域分布の3要素で表す。
・対象降雨の継続時間は、流域の大きさ、洪水の継続時間、降雨の原因等を検討すると同時に、対象施設の種類を考慮して定める。
・正常流量は流水の正常な機能を維持するために必要な流量で、年間を通じて確保されるべき流量であるが、必要に応じ、維持流量及び水利流量の年間の変動を考慮して期間区分を行い、その区分に応じて設定する。

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