道路橋(設計、鋼構造物の接合部、部材の連結、床版)

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平成25年度試験~令和2年度試験の内容まで反映しております。

道路橋

・道路橋は、建設後50年以上経過する施設の割合が、今後20年間で加速度的に高くなる見込みであり、戦略的に維持管理、更新することが求められる。
・耐震設計上有利となるだけでなく、橋梁全体の振動や伸縮装置部の衝撃音を緩和できることから、単純桁の連続化が行われる。
・建設に要する食のコストだけでなく、維持管理、架け替えを含めたトータルのコストをLCC(Life Cycle Cost)という。

道路橋の設計

・活荷重は、着目する部材等の応答が最も不利となる方法で路面部分に載荷しなければならない。→安全の確保。
・床版及び床組を設計する場合の活荷重として、車道部分には集中荷重(T荷重)を載荷する。
・衝撃の影響は、活荷重にその影響分に相当する係数を乗じてこれを考慮しなければならない。
・設計に用いる基準温度は+20℃を標準とする。ただし、寒冷な地域においては+10℃を標準とする。
・吊橋、斜張橋のようにたわみやすい橋及び特にたわみやすい部材の設計では、風による動的な影響を考慮しなければならない。
・吊橋の主ケーブル及び補剛桁を設計する際には衝撃の影響は考慮しない。
・高速自動車国道、一般国道、都道府県道及びこれらの道路と基幹的な道路網を形成する市町村道の橋の設計にあたってはB荷重を適用しなければならない。
・不静定構造物において、地盤の圧密沈下等のために長期にわたり生じる支点の移動及び回転の影響が想定される場合には、この影響を適切に考慮しなければならない。
・コンクリート構造全体の温度変化を考慮する場合の温度昇降は、一般に基準温度から地域別の平均気温を考慮して定める。
・歩道等の床版及び床組を設計する場合の活荷重には、群集荷重として5.0kN/m²の等分布荷重を載荷する。

道路橋における鋼構造物の接合部

・ボルト孔の中心から板の縁までの最小距離(最小縁端距離)は、縁端部の破壊によって継手部の強度が制限値を下回らない寸法としなければならない。
・支圧結合とは、高力ボルトで接合材を締め付けて得られる接合材間の摩擦抵抗と、リベットや普通ボルトのようなボルト軸部のせん断抵抗及び接合材の支圧力とを同時に働かせて応力を伝達する接合法。
・摩擦結合とは、高力ボルトで母材及び連結板を締め付け、それらの間の摩擦力によって応力を伝達させる継手。

道路橋における部材の連結

・ボルトの最大中心間隔は、ボルト間の材片が局部座屈することなく、かつ材片の密着性が確保できる寸法以下に定められている。
・完全溶け込み回線溶接における溶接部の有効厚(理論のど厚)は、ビード仕上げをするしないにかかわらず母材の厚さとする。
・使用してはならない構造として①応力に直角なすみ肉溶接と高力ボルト摩擦接合②溶接と高力ボルト支圧接合がある。

道路橋の床版

・鋼コンクリート合成床版は、鉄板や形鋼等の鋼部材とコンクリートが一体となって荷重に抵抗するよう合成構造として設計される。
・床版は、自動車輪荷重を直接支えるものであるため、その耐久性は輪荷重の大きさと頻度、すなわち大型の自動車の走行台数の影響を大きく受ける。
・鋼床版とは、縦リブ、横リブでデッキプレートを補剛したものであり、縦桁、横桁等の床組構造又は主桁で支持される。
・合成桁の床版のコンクリートは、一般に主桁作用としての応力と床版作用としての応力を同時に受ける。

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