野球ノート【キャッチャー編その1】

野球

キャッチャーのプレーに関して、自身が学んだり経験したことなどをまとめています。

参考となった書籍や動画URLも合わせて載せているので、レベルアップや知識を整理するのに参考にしていただければ嬉しく思います。

キャッチングの考え方

ボールは捕るのではなく受ける意識

捕りにいくと無駄にミットが動いてしまう。

ピッチャーが投げてきたボールの勢いを受け止める意識だとミットは動きにくく、安定したキャッチングとなりやすい。

際どいストライクをストライクと言ってもらう

ボール球をストライクに見せる時点で実際はボール球。大事なのは際どいストライクをストライクと言ってもらえるキャッチング。

支点は肩に置く

肘から先でミットを使おうとするとミットが下がったりボールに負けて動いてしまう。肩に支点をおくことでボールに負けにくくなる。

重心はつま先へ

いつでも動けるようにつま先へ重心を置いておく。

的を大きく=ミットが大きく見える構え

実際にピッチャーが狙うのはミット。

身体を大きくするのではなく、的となるミットが大きくなるような構え方を探す。

身体を大きく見せようとすると、背中を伸ばして後ろ体重になってしまう。

背筋を伸ばすよりも、どちらかと言うと猫背の方が良い。

投げる方の手はファールチップの当たらない場所に

怪我防止のためファールチップが当たらない所へ置いておく。

ランナーがいる時は送球もあるので、できるだけミットの近くにある方が握り換えはしやすくなる。

▶身体の後ろ、足の後ろ、膝の内側、ミットの後ろがファールチップの危険性が低い。

キャッチャーの送球

ピッチャーへの返球は一球一球立ってした方がいい

主な理由は以下の通り。

  1. 考える時間が取れる(周りの状況を見ることにも繋がる)
  2. ピッチャーに対してより丁寧な行動に繋がる
  3. 自分にとってもトレーニングになる(身体的にも精神的にも)

実際にやってみると分かるが、毎回立って返球するのは身体的にきついし、面倒なときもある。

座って返球する理由は個人的には「楽だから」というのが1番大きいと思っている。

毎回座ったまま楽に返球するキャッチャーと、毎回立って返球するキャッチャーでは当たり前のレベルに差が生まれてくるのは想像できる。

基本的な動きは他のポジションと同じ

捕球した位置から前にステップして投げる(軸足は引かない)。

まずは正しい動きを身につける(特に小中学生)。

身体の力が強くなってきたら正しい動きの中で「動きを小さく、速く」を意識する。

握り替え

捕球は身体の近く

ミットを前に出して捕球すると、その分握り替えまでの距離が遠くなる。

身体の近くで捕球した方が送球は早くなる。

握り替えにはミットの動きが重要

捕球した位置に手を差し込んで、ボールを握り、送球体勢をとると、時間のロスも多くなる。

捕球時の勢いを利用してミットの方から投げ手に近づけていく方が握り替えが早くなる。

送球練習をする時、手にボールを持っている状態ではなくミットの中にボールを入れた状態から始める。自分で握り替えのしやすいミットの動きを身につける。

ブロッキング(ショートバウンドストップ)

素早く膝を地面につく

ブロッキングで大事なのは、素早く膝を地面に着いてストップする姿勢が取れること。

この時、構えの「つま先重心」が大切になる。

重心が後ろ(かかと)にあると、膝をつくのが遅くなってしまう。

身体はスポンジのイメージでボールの勢いを受け止める

身体に力が入っていると、ボールは遠くへ弾かれてしまう。

身体の力が抜けていると、ボールは近くに落ちやすくなる。

素早く動くが力は抜けている状態を作ることを目指す。

上半身は前かがみの体勢

背筋を伸ばして壁のようにしていると、ボールが横や上に弾かれてしまう可能性が高くなる。

ブロッキングした時に、自分の身体の前にボールが落ちてくるようにするには、前かがみの姿勢が重要になる。

この時、構えの時に猫背となっている部分が繋がってくる。

キャッチャーミット

ウェブの紐は緩めない

ミットの紐を緩めると、ミットの中でボールが動きやすくなってしまう。

キャッチングや、送球、タッチプレーの時にボールがグラブの中で動くことでいいことはない。

ミットのウェブ紐を緩めると、捕球面は大きくなるが、捕球の技術がしっかりできるのであれば、わざわざ緩めておく必要はない。

参考

宮本慎也の解体慎書(YouTubeチャンネル)

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