実際に私が勉強に使用したオリジナルまとめノートを公開しています。
試験勉強の手助けになれば嬉しく思います。
平成25年度試験~令和2年度試験の内容まで反映しております。
赤文字は重要ポイントです。
人工知能
〇人工知能(AI)の利活用は世界で急速に広がっている。日本政府もその社会的実用化に向けて、有識者を交えた議論を推進している。議論では「人工知能と人間社会について検討すべき論点」として6つの論点(倫理的、法的、経済的、教育的、社会的、研究開発的)をまとめている。
〇人工知能技術は、人にしかできないと思われてきた高度な思考や推論、行動を補助・代替できるようになりつつある。その一方で、人工知能技術を応用したサービス等によって人の心や行動が操作・誘導されたり、評価・順位づけされたり、感情、愛情、信条に働きかけられるとすれば、そこには不安や懸念が生じる可能性がある。
〇人工知能技術の利活用によって、生産性が向上する。人と人工知能技術が協働することは人間能力の拡張とも言え、新しい価値観の基盤となる可能性がある。ただし、人によって人工知能技術や機械に関する価値観や捉え方は違うことを認識し、様々な選択肢や価値の多様性について検討することが大切である。
〇人工知能技術はビッグデータの活用でより有益となる。その利便性と個人情報保護(プライバシー)を両立し、萎縮効果を生まないための制度(法律、契約、ガイドライン)の検討が必要である。
〇人工知能技術の便益を最大限に享受するには、人工知能技術に関するリテラシーに加えて、個人情報保護に関するデータの知識、デジタル機器に関するリテラシーなどがあることが望ましい。ただし、全ての人がこれらを有することは現実には難しく、いわゆる人工知能技術デバイドが出現する可能性がある。
ユニバーサルデザイン
〇近年、我が国は急速な高齢化が進み、多くの高齢者が快適な社会生活を送るための対応が求められている。また、東京オリンピック・パラリンピックや大阪万博などの国際的なイベントが開催される予定があり、世界各国から多くの人々が日本を訪れることが予想される。これらの現状や今後の予定を考慮すると年齢、国籍、性別及び障害の有無などにとらわれず、快適に社会生活を送るための環境整備は重要である。その取組の一つとして、高齢者や障害者を対象としたバリアフリー化は活発に進められているが、バリアフリーは特別な対策であるため汎用性が低くなるので過剰な投資となることや、特別な対策を行うことで利用者に対する特別な意識が生まれる可能性があるなどの問題が指摘されている。
〇バリアフリーの発想とは異なり、国籍、年齢、性別及び障害の有無などに関係なく全ての人が分け隔てなく使用できることを設計段階で考慮するユニバーサルデザインという考え方がある。
〇ユニバーサルデザインは、1980年代に建築家でもあるノースカロライナ州立大学のロナルド・メイス教授により提唱され,我が国でも「ユニバーサルデザイン2020行動計画」をはじめ、交通設備をはじめとする社会インフラや、多くの生活用品にその考え方が取り入れられている。
〈ユニバーサルデザインの原則〉
- 公平な利用(誰にでも公平に利用できること)
- 利用における柔軟性(使う上での自由度が高いこと)
- 単純で直感に訴える利用法(簡単に直感的にわかる使用法となっていること)
- 認知できる情報(必要な情報がすぐ理解できること)
- エラーに対する寛大さ(うっかりミスや危険につながらないデザインであること)
- 少ない身体的努力(無理な姿勢や強い力なしに楽に使用できること)
- 接近や利用のためのサイズと空間(接近して使えるような寸法・空間となっている)
遺伝子組み換え技術
〇先端技術の一つであるバイオテクノロジーにおいて、遺伝子組換え技術の生物や食品への応用研究開発及びその実用化が進んでいる。
〇遺伝子組換え技術は、その利用により生物に新たな形質を付与することができるため、人類が抱える様々な課題を解決する有効な手段として期待されている。しかし、作出された遺伝子組換え生物等の形質次第では、野生動植物の急激な減少などを引き起こし、生物の多様性に影響を与える可能性が危惧されている。
〇遺伝子組換え生物等の使用については、生物の多様性へ悪影響が及ぶことを防ぐため、国際的な枠組みが定められている。日本においても「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」により、遺伝子組換え生物等を用いる際の規制措置を講じている。
〇安全性審査を受けていない遺伝子組換え食品等の製造・輸入・販売は法令に基づいて禁止されている。
〇遺伝子組換え食品等の安全性審査では、組換えDNA技術の応用による新たな有害成分が存在していないかなど、その安全性について食品安全委員会の意見を聴き、総合的に審査される。
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