私自身、現在少年野球の指導者をさせていただいています。
野球人として、また指導者として勉強する中で、体験したこと、感じたことや思ったことなど、情報を共有していきます。
- 指導者になったけど何を大事にしたらいいのか
- 押さえておくポイントは何か
- 子どもが少年野球をするが、親として気を付けることは何かあるのか
そんな悩み解決のヒントになる内容となっています。
今回参考にさせていただいたのは、『野球選手を育てる教科書 少年野球』emi著という本です。
本書は、「何人もの甲子園球児の少年時代を育てた監督がプロデュースした本」となっており、少年野球をしているお子さんを持つ親、指導者のどちらの立場についても書かれています。
その中で取り上げられていた内容に加えて、私自身が思うことなどをまとめています。
本の概要
本書では
指導者に伝えたいこと
保護者に伝えたいこと
についてそれぞれ2つずつ、合計4つのことを訴えています。
以下本書の概要をまとめます。
指導者が意識すること
子どもに野球を好きになってもらうこと
最優先するのは「子どもに野球を好きになってもらうこと」です。
そのためには、まずは優しく教えてあげることが大切なのですが、実際は
「もっと上手にさせたい」
「この子の能力を伸ばしてあげよう」
という思いから
「もっと身体を鍛えろ」「技を磨け」と喝を入れてしまう親やコーチ、監督が多いです。
褒めること褒めちぎることは必須です。
褒められ褒めちぎられているうちに子供達は
「もっと褒めてもらいたい。」
「 もっと皆にスゴいと見てもらいたい。」
と子供自身が考え、挑戦するようになっていきます。
挑戦させる機会を与えること
指導者の主観によって子どもたちが挑戦する機会を奪ってはなりません。
どの子にも挑戦させる機会を与えることこそが大切になります。
つまり試合に出場させる機会を与えることです。
試合に出場するという挑戦の機会を与えることで、子ども自身が考えることに繋がります。
互いに競い合い上手になりたいと考えるようになる状態にもっていくのが監督コーチ陣の役目です。
親が意識すること
親が余計な口を出しているかもしれない可能性を知る
まず、野球の知識のある親が「こうしたら良い。ああしたら良い。」 と教えてしまうことは良くないです。
子どもに最も影響力があるのは親です。
親は監督コーチ陣の指導だけでは足りないと思い、良かれと思って教えているつもりでも、その子の特性を考えて教えている監督やコーチからは余計な教えになっている可能性があります。
もし子供に教えるのなら「監督やコーチに こうしても良いか聞いてみて」と子供に話してあげるか、監督やコーチに直接相談することを提案します。
監督やコーチを信頼しているか?
また、親は「贔屓」や「指導方針」に文句を言いながら監督に詰め寄るのが仕事ではありません。
指導者はその子の特性や様々な要素を総合的に判断して指導をしています。
親の勤めは子供の身体と心のケアです。
〇さいごに(感想・私の考え)
指導者としては、まず野球を好きになってもらうこと。
そのためには褒めること。なんでもかんでも褒めてというのではなく、小さな成功や達成したことに気づいて褒めてあげることが大事なのだと思いました。
そのためにも、試合など挑戦する機会と、挑戦しやすい気持ちを作ることは大切なのだと思います。
また、親が信頼しているかどうかというのは、指導者が信頼に値するだけの行動、子どもたちとの関わりができていないと言えない部分だと思います。
信頼してもらえ、相談しやすいようにするのもまた指導者の役割なのかなと思いました。
これからも、自身の体験や学んだこと、感じたことを発信しながら成長していきたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
みなさんのこれからがより輝くものになりますように。
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