下水道2種検定試験の学習に活用していただければと思い作成しました。
問題
遠心脱水機
①遠心脱水機の遠心効果は、重力加速度の【A:700~1000・B:1500~3000】倍程度である。
②【A:1・B:2】年に1回自主点検しなければならない。
③薬注方法には、形成したフロックが壊れにくい【A:機外薬注・B:機内薬注】が近年は増えている。
④外筒(ボウル)と内筒(スクリュコンベア)の差速が大きいほど脱水汚泥含水率は【A:高く・B:低く】なる。
汚泥処理設備
⑤ベルトプレス脱水機の必要ろ布幅は、汚泥の含水率、供給汚泥量、ろ過速度及び【A:1日・B:1月】の運転時間を考慮して定める。
⑥圧入式スクリューブレスの脱水機1台当たりの所要処理固形物量は、【A:薬品タンクの固形物負荷および有効水深・B:処理汚泥量と脱水機設置台数および脱水機運転条件】により求める。
⑦24時間運転を行う遠心濃縮機は、修理等を考慮して代替施設が無い場合には、予備を含めて【A:2・B:3】台以上設置する。
汚泥の調質
⑧汚泥の粒子は【A:正・B:負】に帯電している。
⑨汚泥の調質に用いる高分子凝集剤に、カチオンとアニオンの両方の性質を備えたものは【A:ある・B:ない】。
⑩有機凝集剤の薬品注入率は、非常に【A:多い・B:少ない】。
答え
①B:1500~3000
②A:1
③B:機内薬注
④A:高く
⑤A:1日
⑥B:処理汚泥量と脱水機設置台数および脱水機運転条件
⑦A:2
⑧B:負
⑨A:ある
⑩B:少ない
復習・確認
遠心脱水機
①遠心脱水機の遠心効果は、重力加速度の1500~3000倍程度で、短時間で固液分離する。
②1年に1回自主点検しなければならない。
③薬注方法には、脱水機外で汚泥と薬品を混合し供給する方式(機外薬注)及び汚泥と薬品を別々に供給して機内で混合する方式(機内薬注)があり、形成したフロックが壊れにくい機内薬注が近年は増えている。
④外筒(ボウル)と内筒(スクリュコンベア)の差速が大きいほど脱水汚泥含水率は高くなる。
汚泥処理設備
⑤ベルトプレス脱水機の必要ろ布幅は、汚泥の含水率、供給汚泥量、ろ過速度及び1日の運転時間を考慮して定める。
⑥圧入式スクリューブレスの脱水機1台当たりの所要処理固形物量は、処理汚泥量と脱水機設置台数および脱水機運転条件により求める。
⑦24時間運転を行う遠心濃縮機は、修理等を考慮して代替施設が無い場合には、予備を含めて2台以上設置する。
汚泥の調質
⑧汚泥の粒子は負に帯電しているが、正の電荷をもつ凝集剤を添加すると、電気的中和が生じて粒子の結合が促進される。
⑨汚泥の調質に用いる高分子凝集剤には、カチオン(プラス)とアニオン(マイナス)の両方の性質を備えたものがあり、両性高分子凝集剤という。
⑩有機凝集剤の薬品注入率は、非常に少ないため凝集剤の注入により増加する脱水汚泥量が少なく、汚泥の埋立、焼却に有利である。
その他の問題
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皆さんの合格の手助けになれば嬉しく思います。
皆さんのこれからがより輝くものになりますように。
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