少年野球の指導あたって、自身が読んだ本をオススメ順にまとめています。
評価内容
おススメ度(10点)
いい本、良い内容のものはお金を出してでも手に得るべきだと考えていますが、内容とコストのバランスも踏まえた上で判断していきます。
「この本はお金を出してでも読む価値がある!!」と思えたかどうかという感覚で点数を付けています。
★4は読んでみてほしいと思う、★5は絶対読んだ方が良いと思うレベルです。
分かりやすさ(20点)
内容の分かりやすさ、読みやすさです。難しい言葉が並んでいたり、難しい話ばかりだと中々読み進められないし、自分の中に内容を落とし込みにくいと思います。
内容の充実、具体例(20点)
情報量、ボリュームです。内容が充実している方が多くの学びを得られる可能性が高まると思っています。また、内容についても他の書籍で書かれている考え方や意見と比べられたりできます。
根拠、明確さ(25点)
なんとなくこう思う。という内容ではなく、具体例や根拠を示して、明確な結論を出している方がより信頼ある情報となります。経験談に基づく内容でも、たった1件の例外を取り上げている可能性があります。データや証拠、長年の経験など、信頼性の高い根拠から結論を話しているかは参考にするには最重要であると思っています。
実践のしやすさ(25点)
根拠の次に大事したいポイントは実践しやすいかどうかです。本は読むだけで終わっては意味がありません。自身の指導に活かしてこそ意味を持つと思っています。そのため、再現性があったり、今すぐにでも取り組めるものがあれば、より実践的な内容であると思います。
私個人の価値観に左右される部分はありますので、必ずしもこの順位通りに良書であるという訳ではありませんが、どれから読んでいこうかと考えている方にとって参考になるランキングになればと思っています。
現在で読んだ冊数は3冊です(2023年1月16日時点)。
ランキング
1位:『新しい少年野球の教科書~科学的コーチングで身につく野球技術~』川村卓(かわむらたかし)・著
第1位は『新しい少年野球の教科書~科学的コーチングで身につく野球技術~』川村卓(かわむらたかし)・著です。
総合評価としては82点/100点満点です
- おススメ度(10点)・・・・・・・・★★★★★→10
- 分かりやすさ(20点)・・・・・・・★★★★☆→16
- 内容の充実(20点)・・・・・・・・★★★★☆→16
- 根拠、明確さ(25点)・・・・・・・★★★★☆→20
- 実践のしやすさ(25点)・・・・・・★★★★☆→20
・おススメ度(10点)・・・・・・・・★★★★★→10
まさに少年野球指導者として教科書となる一冊だと思いました。
知識から練習方法まで体系的にまとめられています。
アマゾンキンドルアンリミテッドでも読めます。
内容を考えても、一読の価値は大いにあると思います。
・分かりやすさ(20点)・・・・・・・★★★★☆→16
研究に基づいた内容のため専門用語も出てきますが、分かりやすく言い換えてくれているため難しいと思う内容はありませんでした。
解説内容には画像も含まれているため、文章だけでは分かりにくいところもカバーされています。
・内容の充実(20点)・・・・・・・・★★★★☆→16
子どもの発達段階に基づいて、投げる、守る、打つ、気持ちや身体の変化について分けて解説されています。
練習方法や意識してほしいポイントなどが数多く書かれており「取り組んでみよう」と思う練習内容や、「意識してみよう」と思う視点などがどこかに必ず見つかると思います。
・根拠、明確さ(25点)・・・・・・・★★★★☆→20
研究に基づく内容で、根拠ある内容が基本となっているので信頼度の高い情報と思いました。
「経験上~となることが多い」という表現で、まだ解明されていない内容や、人によると言った内容もありますが、傾向として捉えることもできるため、指導方針の参考になると思います。
・実践のしやすさ(25点)・・・・・・★★★★☆→20
本書は少年野球に取り入れるならという視点で書かれているため、チームに取り入れるイメージのしやすい内容も多くありました。
実際にコントロールをよくするために行う「パラボリックスロー」という玉入れのような練習法については、実践してみて大好評でした。
他にも子どもたちが楽しみながらレベルアップできる練習法も紹介されているので、実践しやすい内容と思います。
2位:『『球導』野球少年を正しく導くためのアドバイス』年中夢球・著
第2位は『『球導』野球少年を正しく導くためのアドバイス』年中夢球・著です。
総合評価としては73点/100点満点です
- おススメ度(10点)・・・・・・・・★★★★★→10
- 分かりやすさ(20点)・・・・・・・★★★★☆→16
- 内容の充実(20点)・・・・・・・・★★★☆☆→12
- 根拠、明確さ(25点)・・・・・・・★★★☆☆→15
- 実践のしやすさ(25点)・・・・・・★★★★☆→20
・おススメ度(10点)・・・・・・・・★★★★★→10
アマゾンキンドルアンリミテッドでも読めます。
内容を考えても、一読の価値は大いにあると思います。
・分かりやすさ(20点)・・・・・・・★★★★☆→16
実際のエピソードを踏まえた内容で、指導者をしている人にとってはとてもイメージしやすい内容だと思います。
筆者の意見を中心に書かれていますが、「そうだな」と腑に落ちる内容も多く、シンプルで分かりやすいです。
・内容の充実(20点)・・・・・・・・★★★☆☆→12
本書は練習法やテクニックについて書いている技術書ではありません。
指導者としての子どもとの接し方や、心の持ちよう等の、人としての土台に当たる部分について焦点を当てて書かれています。
点数は低めかもしれませんが、実際には、「指導者として最初に読む一冊」としては現状もっともおすすめできる本であるとも思います。
・根拠、明確さ(25点)・・・・・・・★★★☆☆→15
研究などに基づいた内容ではなく、筆者の経験則や主張を基に書かれていますが、具体例もあり、主張する内容は明確だと思います。
主観による意見が中心ですが、個人的には納得できる内容が多く含まれています。
・実践のしやすさ(25点)・・・・・・★★★★☆→20
「こうあるべき!こうしなければならない!」という押しつけではなく、「こうあるべきではないでしょうか?」という問いかけのようなスタンスであり、自身の考えを見直したり、指導者としての振る舞いについて、自分なりの軸となる部分ができるきっかけとなるのではないかと思います。
3位:『卒スポ根で連続日本一 多賀少年野球クラブに学びてぇ! これが「令和」の学童指導』トータルテンボス 藤田憲右(ふじたけんすけ)・著
第3位は『卒スポ根で連続日本一 多賀少年野球クラブに学びてぇ! これが「令和」の学童指導』藤田憲右・著です。
総合評価としては72点/100点満点です
- おススメ度(10点)・・・・・・・・★★★★★→10
- 分かりやすさ(20点)・・・・・・・★★★★☆→16
- 内容の充実、具体例(20点)・・・・★★★★☆→16
- 根拠、明確さ(25点)・・・・・・・★★★☆☆→15
- 実践のしやすさ(25点)・・・・・・★★★☆☆→15
・おススメ度(10点)・・・・・・・・★★★★★→10
アマゾンキンドルアンリミテッドでも読めます。
内容を考えても、一読の価値は大いにあると思います。
・分かりやすさ(20点)・・・・・・・★★★★☆→16
対話形式で難しい理論などもなくとても読みやすいです。
実際の体験談に基づくお話で理解もしやすく、野球指導者としてはイメージしやすいと思いました。
・内容の充実、具体例(20点)・・・・・・・・★★★★☆→16
本書では、動画のQRコードがあり、練習内容や実際に教えている場面を動画で見ることもできます。スポーツは言葉で説明されるよりも、実際の動きを見たほうが絶対理解度は高くなりますもんね。
文章だけで伝えるよりも、正しく伝わりそうで良いなと思いました。
指導者として監督のお話はありましたが、コーチやスタッフにどのようなことを求めているのかなどについても取り上げられていたら嬉しかったなと思いましたので★4つです。
・根拠、明確さ(25点)・・・・・・・★★★☆☆→15
33年間の経験に基づくお話で、上手くいかなかったことから上手くいったことまで、実験的に取り組んだ結果を話されていて、納得できる内容もありました。
現在も試行錯誤しながらということで、完全に体系的にできるところもあれば、「~と思う。」という推測の部分も半々ぐらいでした。
少年野球でしっかり根拠を示した内容と言うのも難しいのかもしれませんが。
・実践のしやすさ(25点)・・・・・・★★★☆☆→15
全て実践することは難しいかもしれませんが、取り組んでいる内容から学ぶことはたくさんあり、部分的に実践していくことは難しくないと思います。
実践の障害となるとすれば、それは指導者側の熱意と今までの常識にとらわれない考え方を受け入れる姿勢だと思います。
正直この本で取り上げられている辻さんと同じことをしようとするのは、簡単ではありません(という内容もあります)。それぐらい本気だからこそ、ここまでの指導者になったのだろうと思います。
4位:『野球選手を育てる教科書 少年野球』
第4位は『野球選手を育てる教科書 少年野球』emi著です。
総合評価としては36点/100点満点です
- おススメ度(10点)・・・・・・・・★★☆☆☆→4
- 分かりやすさ(20点)・・・・・・・★★☆☆☆→8
- 内容の充実、具体例(20点)・・・・★☆☆☆☆→4
- 根拠、明確さ(25点)・・・・・・・★☆☆☆☆→5
- 実践のしやすさ(25点)・・・・・・★★★☆☆→15
本書は全部で11ページと文量としては多くはありません。
内容として、興味があるだけにもっと具体的な事例や根拠を深堀して欲しいなと言う想いがありました。
褒め方や褒めるポイント、挑戦(試合出場)の機会を与える判断基準となる内容などがあれば、参考にしたいなと思いましたが、残念ながら本書では書かれていませんでした。
さいごに
これからも、自身が学ぶ中でいいなと思った本は随時ランキングにして更新していきます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
みなさんのこれからがより輝くものになりますように。
コメント