下水道2種検定試験の学習に活用していただければと思い作成しました。
問題
ベルト式ろ過濃縮
①ベルト式ろ過濃縮機は走行するベルト上に凝集汚泥を投入し、ベルト上を移動する間に【A:重力ろ過・B:圧搾ろ過】により濃縮を行う装置である。
②ベルト式ろ過濃縮機においては、濃縮汚泥の含水率は【A:95~96・B:96~98】%程度とする。
③凝集フロックの形成には、【A:無機・B:有機】凝集剤を用いる。
④薬品添加率(薬注率)は【A:0.3%・B:3.0%】程度(固形物(ds)あたり)を標準とする。
⑤ろ過ベルトによる濃縮汚泥濃度は【A:3.0・B:4.0】%以上である。
⑥投入汚泥量を増やすと濃縮濃度は【A:増加・B:低下】する。
常圧浮上濃縮設備
⑦常圧浮上濃縮設備は、気泡助剤の添加により生成した気泡と汚泥中の固形物とを混合装置で【A:無機・B:高分子】凝集剤の添加により吸着させ、汚泥を浮力により浮上濃縮させるものである。
⑧常圧浮上濃縮の浮上タンクにおいては、固形物負荷は【A:25・B:50】kg・ds/(m²・時)程度とする。
⑨常圧浮上濃縮においては、気固比(単位汚泥固形物あたりの空気量)は、一般的に【A:0.05~0.1・B:0.5~1.0】空気/(kg・ds)を標準とする。
遠心濃縮機
⑩遠心濃縮機においては、濃縮汚泥の含水率は96%程度とし、固形物回収率は【A:80~90・B:85~95】%を標準とする。
答え
①A:重力ろ過
②A:95~96
③B:有機
④A:0.3%
⑤B:4.0
⑥B:低下
⑦B:高分子
⑧A:25
⑨A:0.05~0.1
⑩B:85~95
復習・確認
ベルト式ろ過濃縮
①ベルト式ろ過濃縮機は走行するベルト上に凝集汚泥を投入し、ベルト上を移動する間に重力ろ過により濃縮を行う装置で、ろ過ベルトにはステンレス製ベルトと樹脂製ベルトがある。
②ベルト式ろ過濃縮機においては、濃縮汚泥の含水率は95~96%程度とする。
③凝集フロックの形成には、有機凝集剤を用いることとする。
④ベルト式ろ過濃縮機においては、濃縮汚泥の含水率は95~96%程度とし、薬品添加率(薬注率)は0.3%程度(固形物(ds)あたり)を標準とする。
⑤ろ過ベルトによる濃縮汚泥濃度は4.0%以上である。
⑥投入汚泥量を増やすと濃縮濃度は低下し、減らすと濃縮濃度は高くなる。
常圧浮上濃縮設備
⑦常圧浮上濃縮設備は、気泡助剤の添加により生成した気泡と汚泥中の固形物とを混合装置で高分子凝集剤の添加により吸着させ、汚泥を浮力により浮上濃縮させるものである。
⑧常圧浮上濃縮の浮上タンクにおいては、固形物負荷は25kg・ds/(m²・時)程度、固形物回収率は80%程度を標準とする。
⑨常圧浮上濃縮においては、気固比(単位汚泥固形物あたりの空気量)は、一般的に0.05~0.1空気/(kg・ds)を標準とする。
遠心濃縮機
⑩遠心濃縮機においては、濃縮汚泥の含水率は96%程度とし、固形物回収率は85~95%を標準とする。
→高遠心力の場において固液分離を行い、汚泥の濃縮を行うものである。重力濃縮しにくい余剰汚泥を短時間に濃縮することができる。重力濃縮しにくい余剰汚泥でも短時間で濃縮することが可能だが、他の濃縮法に比べ消費電力が最も大きい。
その他の問題
※随時更新していきます。
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皆さんのこれからがより輝くものになりますように。
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