実際に私が勉強に使用したオリジナルまとめノートを公開しています。
試験勉強の手助けになれば嬉しく思います。
平成25年度試験~令和2年度試験の内容まで反映しております。
軌道構造
・軌道:列車が通る道。一般的な構成は一番下に土路盤、次に道床バラストがあり、その上にレールとまくら木とで組立てられた軌きょう。
・道床バラスト:路盤の上の道床に敷かれた砕石や砂利など。
・まくら木:列車の荷重をレールから受けて道床に分布させ、レールを固定し軌間を正確に保持するもの。左右のレールが正しい軌間を保つように保持する
・軌間:2本のレールの間のこと。
・軌道は列車荷重を安全に支持し、案内することを使命としている。さらに通過トン数、列車速度、乗り心地などの輸送特性、車両の特性、保守の経済性などを考慮した構造とする必要がある。
・車両の走行により軌道の各部材には、軸重、軸配置、走行時の衝撃による割増効果に応じた力が作用する。
ロングレール
・レールの標準長さは25mであるが、現場溶接によって長尺化した200m以上のレールも使用されている(←ロングレール)。
・ロングレールは、乗り心地の改善、騒音振動の減少などを目的として、レール継目を溶接により除去したもの。
・レールとレールの継ぎ目は、騒音、振動、軌道保守費の増加および列車の乗り心地悪化の原因となる。さらに、レールとレールの継ぎ目はその段差により列車通過時に衝撃を受け、列車の走行安定性に影響を及ぼす。この衝撃を緩和するために、溶接によってレールを連続化するロングレール敷設が世界的に普及している。レール溶接は鉄道の安全性を担う重要な技術となっている。ロングレール化のためのレール溶接方法として、フラッシュ溶接法、ガス圧接法、エンクローズアーク溶接法、テルミット溶接法の4工法が適用されている。
レール締結
・レール締結:レールとまくら木をつなぐこと。
・レール締結装置の役割
- レールをまくら木などに固定して、車両の荷重をまくら木、道床へ分散する。
- レールをまくら木などの支承体に締着させ、軌間の保持を行う。
- 車両走行時に車両が軌道に与える様々な方向の荷重や振動(主に上下方向、横方向、レールの長手方向)などに抵抗して、これらを下部構造のまくら木、道床、路盤に分散又は緩衝して伝達する。
・支承:上部構造と下部構造の間に設置する部材。
・締着(ていちゃく):しめて動かないようにすること。
・ふく進:敷設されているレールがさまざまな環境の変化で、レールの長手方向に移動(滑動)すること。
・犬くぎ:鉄道のレールをまくら木に固定する締結装置の一種。鉄道の黎明期から長きにわたって使われている。犬くぎはまくら木に直接打ち込まれることで、まくら木上のレールを押さえつけて固定する。
・以下の理由から列車の高速化や高頻度化を果たす上で大きな障害となっていった。
- 振動によって緩みやすい。
- 再度打ち込んでも同じ拘束力が発揮できず復元性がない。
- まくら木側にも割れや腐朽など天然材ならではの問題がある。
これらの問題を解決するため、木製まくら木と犬くぎは幹線をはじめとして次第に使われなくなり、かわりにPCコンクリートまくら木やスラブ軌道、締結装置にはボルトと板ばねの組み合わせか、ロール形ばねが用いられるようになった。←詳細省く
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※記事が完成次第、随時追加致します。

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