下水道2種検定試験の学習に活用していただければと思い作成しました。
問題
土留め工
〇親杭横矢板土留め壁はH形鋼等の親杭を①【A:1~2・2~3】m間隔で地中に打込み、親杭間に横矢板を挿入していく土留め壁で、遮水性は②【A:良い・B:良くない】。
③建込み簡易土留めは、施工性が【A:良い・B:良くない】。
④軽量鋼矢板の継手は、鋼矢板の継手より遊びが【A:大きいため、鋼矢板に比べて止水性は劣る・B:小さいため、鋼矢板に比べて止水性は優れる】。
⑤切梁のかわりに、土留め壁背面の安定した地盤に設置した引抜き部材(PC鋼線等)を用いた方式は【A: 切梁プレロード工法・B:グラウンドアンカー式】である。
⑥主として掘削側の地盤の抵抗によって土留め壁を支持する工法は【A:自立式土留め・B:切ばり式土留め】である。
●安全管理
〇ボイリングとは、⑦【A:砂質土・B:粘性土】地盤で掘削面側と土留め壁背面側の水位差が大きい場合に⑧【A:掘削面から背面側・B:背面側から掘削面側】に向かう浸透流が発生し、この⑨【A:浸透圧・B:浸食】により掘削面側の地盤の有効応力が失われ、やがて地盤が突発的に⑩【A:沈下・B:液状化】して砂の粒子が沸き上がる現象。
答え
①A:1~2
②B:良くない
③A:良い
④A:大きいため、鋼矢板に比べて止水性は劣る
⑤B:グラウンドアンカー式
⑥A:自立式土留め
⑦A:砂質土
⑧B:背面側から掘削面側
⑨A:浸透圧
⑩B:液状化
復習・確認
土留め工
〇親杭横矢板土留め壁はH形鋼等の親杭を1~2m間隔で地中に打込み、親杭間に横矢板を挿入していく土留め壁で、遮水性は良くない。
・建込み簡易土留めは、施工性が良い。その反面一時的に掘削後の地盤が自立することが前提であるため、地下水の有無、地盤の自立高さの検討等、地盤性状を良く把握して計画する必要がある。
・軽量鋼矢板の継手は、鋼矢板の継手より遊びが大きいため、鋼矢板に比べて止水性は劣る。
・切梁のかわりに、土留め壁背面の安定した地盤に設置した引抜き部材(PC鋼線等)を用いた方式はグラウンドアンカー式である。
→切梁プレロード工法は、掘削に先立って切梁に油圧ジャッキにより荷重を与え、土留め壁を地山側に押さえつけた後に、次の掘削を行う工法である。
・主として掘削側の地盤の抵抗によって土留め壁を支持する工法は自立式土留めである。
→切ばり式土留めは、土留め壁に作用する側圧を切梁と根入れ部分の地盤の受働抵抗によって土留め壁を支持させ、土留め壁の内部を掘削する方式である。
●安全管理
・ボイリングとは、砂質土地盤で掘削面側と土留め壁背面側の水位差が大きい場合に背面側から掘削面側に向かう浸透流が発生し、この浸透圧により掘削面側の地盤の有効応力が失われ、やがて地盤が突発的に液状化して砂の粒子が沸き上がる現象。
その他の問題
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皆さんのこれからがより輝くものになりますように。
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