下水道2種検定試験の学習に活用していただければと思い作成しました。
問題
下水処理施設の役割
①反応タンクは、下水中の有機物、窒素、りんなどを、主として【A:生物学的・B:物理化学的】に処理するための施設である。
②最初沈殿池の役割は、【A:一次処理・B:二次処理】を行う施設である。
③流入下水の水量及び水質の変動を吸収し、均一化することによって処理施設の処理効率を高め、処理水質の向上を図る目的で設ける施設を【A:汚水調整池・B:汚泥調整池】という。
運転管理指標
④活性汚泥が反応タンク、最終沈殿池、返送汚泥系内に滞留している期間を【A:SRT・B:HRT】という。
⑤反応タンク内混合液の溶存酸素濃度を表しているのは【A:MLSS・B:MLDO】である。
⑥汚泥日令は、【A:下水処理場・B:生物反応槽】において、流入する下水中の浮遊物質の平均滞留時間を表している。
⑦SVIは、反応タンク内混合液を30分間静置したときの活性汚泥の【A:1ⅿℓ当たりのg数・B:1g当たりのⅿℓ数】を示したものである。
小規模処理場の施設構成
⑧接触酸化法では、最終沈殿池は【A:設ける・B:設けない】。
⑨好気性ろ床法では、最終沈殿池は【A:設ける・B:設けない】。
⑩回分式活性汚泥法では、最初沈殿池は【A:設ける・B:設けない】。
答え
①A:生物学的
②A:一次処理
③A:汚水調整池
④A:SRT
⑤B:MLDO
⑥B:生物反応槽
⑦B:1g当たりのⅿℓ数
⑧A:設ける
⑨B:設けない
⑩B:設けない
復習・確認
下水処理施設の役割
①反応タンクは、下水中の有機物、窒素、りんなどを、主として生物学的に処理するための施設である。
②最初沈殿池の役割は、一次処理を行うことで、その後に続く生物処理を円滑に行うための予備処理を行う施設であり、下水中の有機物を主体とする比重の大きいSSを沈殿分離する施設である。
③流入下水の水量及び水質の変動を吸収し、均一化することによって処理施設の処理効率を高め、処理水質の向上を図る目的で設ける施設を汚水調整池という。
運転管理指標
④活性汚泥が反応タンク、最終沈殿池、返送汚泥系内に滞留している期間をSRTという。
⑤反応タンク内混合液の溶存酸素濃度を表しているのはMLDOである。
→MLSSは、反応タンク内混合液の浮遊物質濃度を表す。
⑥汚泥日令は、生物反応槽において、流入する下水中の浮遊物質の平均滞留時間を表している。
⑦SVIは、反応タンク内混合液を30分間静置したときの活性汚泥の1g当たりの占める体積(mL)を示したものである。
小規模処理場の施設構成
⑧接触酸化法では、ろ材からはく離した浮遊物質(SS)を処理水と分離するために最終沈殿池を設ける。
⑨好気性ろ床法では、流入水がろ材を通過する間に有機物の分解とSSの捕捉が同時に行われるので、最終沈殿池は設けない。
⑩回分式活性汚泥法では、流入水量変動の影響を受けやすいので汚水調整池は設けるが、最初沈殿池は原則として設けない。
その他の問題
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皆さんのこれからがより輝くものになりますように。
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