「立派な大人になりたい!」そんな思いはあるものの、実際にどうしたらいいのかわからない。そもそも立派な大人ってどんな人なんだろう?
今回は実際に受けた相談から、立派な大人とはどんな人か、立派な大人になるためにできることはあるのかについてお話していきます。
悩み解決のヒントになれば幸いです。
質問(相談内容):高校3年生
親や先生から「もう子供じゃないんだから。」とか「大人になりなさい。」と言われます。自分自身、立派な大人になりたいと思う気持ちはありますが、そもそも立派な大人がどんな人かもイメージができないです。立派な大人ってどんな人のことを言うのでしょうか。
返答と結論
万人に対してはっきりと「これこそが立派な大人だ!」と言えるものはないと思います。
立派な大人とは「自分自身がこうなりたいなと思う理想像」であり、立派な大人になるためにできることは「理想の自分に近づくためにとれる行動を積み重ねる。」というのが私の結論になります。
立派な大人が理想像と思う理由
理由①あなたが思っている程大人は立派じゃない
私は現在28歳(質問を返答した当時)ですが、中高生の頃は28歳社会人は立派な大人であると思っていました。
私自身もかっこいい大人になれるような気がしていました。
しかし実際に28歳になってみるとどうでしょうか。
今の自分を立派な大人と思える部分はありませんし、中高生の頃から何かが大きく変わった気もしていません。
学生をしているか、会社員をしているかという違いだけで、相談者の年齢である高校3年生の頃から明確に大人になったという実感はありません。
かっこいい大人のイメージを崩すようで申し訳ないですが、「大人になって働いたりはしてるけど、結局そんな変わらないよね。」と思っている人は多いのではないかと思います。
理由②あなたが思う立派な大人はあなたの価値観で作られている
質問です。「立派な大人に必要な要素は何だと思いますか?」
この質問に対する答えの例として「自分で稼いで生活できる。誰かの役に立っている。人脈がある。」などの要素が挙げられますが、他にもあれやこれやと細かく挙げていくときりがありません。
また、人はそれぞれ違う価値観を持っているため、例で挙げた要素は人それぞれ違うでしょう。多くの人にが挙げる要素はあったとしても、全員に当てはまる要素はないかもしれません。大事にしたい要素の優先順位も人によって違うと思います。
なにが言いたいかというと、「今このブログを書いている私や周りの人が思っている立派な大人」と「あなたの思う立派な大人」は全く違う別人である可能性は大いに有り得るということです。そのため
立派な大人は自分じゃない誰かに決めてもらうものではなく、自分の価値観を元に決めるものだ!
と思います。
結論として、その人自身が理想としている人間像が立派な大人の正体だと私は思っています。
私には「私はこんな人になりたい」という、理想とする人間像が少なからずあります。それは私の価値観によって作られる理想であり、他の人からするとそんなに大事ではない内容も含まれると思います。
相談者には相談者自身が理想とする人間像があるのではないでしょうか?それが相談者にとっての立派な大人である。と私は思っています。
疑問点:周りの価値観は気にしなくていいのか
理由①②で、立派な大人はあなた自身が理想とする人間像であり、それはあなた自身の価値観で決まると話しました。しかし、実際には親をはじめ周りの大人から「こうしなさい。」と言われることも多いでしょう。それらは無視して自身の価値観で進んでもいいのかという疑問が生まれます。
私としてはあなた自身の価値観で進んでよいと思っています。
理由①言い訳できないほうが自分の行動に責任を持てる
まず、周りの価値観で物事を決めていくと、言い訳ができてしまいます。「本当はこうすべきと思っていた。」「あの人がこう言ったから。」と言い訳することなく行動できた方が、人は納得して結果を受け入れることができます。
また、自分で選択して行動を取れることは、結果に関わらず満足度が高いという研究もあります。
私自身、自分の理想のためにとる行動に対しては、責任を持って行動したいと思いますし、言い訳をするような大人は私の理想像ではないので、その点から考えても、自分の価値観で動いて問題ないと考えています。
理由②理想像の中には周りの人との関係性も含まれている(はず)
理想像について、周りの人と協調性もなく、迷惑をかけるような人でいいと思っている人は少ないと思います。私は、できれば周りの人にもいい影響を与えられるような人になりたいと思っていますが、そのためには、他の人との価値観の違いを理解して行動する必要がある時もやってきます。
それは、自分の個人的願望を押し殺すことにもなる可能性もありますが、周りと上手に付き合ていく方が大事だ(←これも価値観)と思える場合には、周りの価値観を優先する判断を下すときもあるでしょう。
バランスを取って行動するのは難しいかもしれませんが、理想像に近づくために自身の価値観を持って行動することは、周りの価値観を尊重することにもつながってくると考えています。
大人になるかではなく、経験の積み重ねが大切
立派な大人がそれぞれの理想とする人間像とするならば、そのために取れる行動は、それぞれの理想に向けて行動するほかにはありません。
理想に向けての行動となると、大切になるのは子どもや大人という年齢ではなく、自身の積み重ねた経験が大切になります。
今できることを積み重ねて、理想に近づいていきましょう。
まとめ
今回は立派な大人とはどういう人のことを言うのか、また、立派な大人になるためにはどうしたらいいのか、私の考えをまとめました。
色んな価値観があると思いますが、周りの意見と自身の理想とのギャップを感じていたり、何をしたらいいかわからないと悩んでいる人のヒントになっていれば幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
みなさんのこれからがより輝くものになりますように。
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