鉄筋コンクリート、鉄筋コンクリート構造、コンクリートの性質

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鉄筋コンクリート

・鉄筋のあきは,部材の種類及び寸法,粗骨材の最大寸法,鉄筋の直径,コンクリートの施工性等を考慮して,コンクリートが鉄筋の周囲にゆきわたり,鉄筋が十分な付着を発揮できる寸法を確保しなければならない。
・鉄筋は,その強度を十分に発揮させるため,鉄筋端部がコンクリートから抜け出さないよう,コンクリート中に確実に定着しなければならない。
・鉄筋の配置について,例えば,ぜい性的な破壊を防止するために鉄筋量が過多又は過少とならないように,あるいは有害なひび割れを制御できるように,鉄筋を配置しなければならない。
・鉄筋の継手は,鉄筋の種類直径,応力状態,継手位置等に応じて選定しなければならない。
・鉄筋のかぶりは,要求される耐火性,耐久性,構造物の重要度,施工誤差等を考慮して定めなければならない。また、鉄筋の直径以上でなければならない。

鉄筋コンクリート構造

・鉄筋の強度を十分に発揮させるために、鉄筋端部がコンクリートから抜け出さないよう、コンクリート中に確実に定着しなければならない。
・かぶり部分のコンクリートは、耐久性を確保する上できわめて重要であり、確実に充てんすることが必要である。
・鉄筋とコンクリートとの間で付着が確保され、かつ、鉄筋は、コンクリートで防護されていなければならない。
・鉄筋の配置は、鉄筋とコンクリートの力学的な相互作用の効果を確保し、かつ、コンクリートの打込みや締固めを考慮して定める必要がある。
・鉄筋コンクリート造の建物では、コンクリートが圧縮力を負担して、鉄筋が引張力を負担するため、鉄筋の継手は、荷重がかかった時に引張応力が大きい場所を避けて、応力負担が小さい箇所に設けることが基本。

コンクリートの性質

・コンクリートの打継目は,塩分や水が浸透しやすく防食上の弱点となりやすい。本来コンクリートは途切れることなく連続して打ち込むことが望ましいが、工程などの関係上何度かに分けて打ち込むことが多く、これを打継という。この時に生じる継目を打継目といい地震時など構造上の弱点になりやすいため、施工時には十分注意するとともに、構造物の強度等に大きな影響を与えるため現場の判断で設計をみだりに変更してはいけない。

・打継目が水平なもの(鉛直方向に打設していくもの)は水平打継目と呼ばれ、レイタンスの除去を行った後、表面を吸水させてモルタルを敷き、新しいコンクリートを打ち込む。

・打継目が鉛直なもの(水平隣に打設するもの)は鉛直打継目と呼ばれ、打継目にモルタルなどを塗ったり、打継目を鉄筋等で貫通させることで打継目の密着性を高める。
・プレストレッシング直後のコンクリートに生じる最大圧縮応力度は,PC鋼材のリラクゼーション,コンクリートのクリープ,乾燥収縮,死荷重等により減少する。
・プレストレストコンクリートでは、PC鋼材を使って、荷重が作用する前にコンクリート部材に圧縮力がかかった状態(プレストレス)とし、荷重を受けたときにコンクリートに引張応力が発生しないようにする、もしくは引張応力を制御する。

・コンクリートに生じる圧縮応力度は、プレストレスを入れた直後が最大となるが、PC鋼材のリラクゼーションやコンクリートのクリープ、または死荷重による引張力の増加等により徐々に減少していく。
・コンクリートは,打込み後ごく早い時期に直射日光や風等により表面だけが急激に乾燥するとひび割れが生じる(プラスチックひび割れと呼ばれる)。比較的細かく、浅いひび割れとなる場合がほとんど。防止策は暴風乾燥対策や表面仕上げ後のできるだけ早期の湿潤養生などがある。

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