建設工事の施工管理、工程管理

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平成25年度試験~令和2年度試験の内容まで反映しております。

建設工事の施工管理

・出木形管理:工事目的物の形状、寸法、仕上げなどの出来形に関する管理。
・特定建設業者は、下請負人の名称、工事内容、工期等を記載した施工体制台帳を、工事現場ごとに据え置きしなければならない。
・施工計画の目標とするところは、工事の目的物を設計図書及び仕様書に基づき所定の工事期間内に、最小の費用でかつ環境、品質に配慮しながら安全に施工できる条件を策定すること。
・工程表には、ガントチャート工程表、バーチャート工程表、曲線工程表、斜線式工程表、ネットワーク式工程表などがあり、複雑な工事には作業進度と作業間の関連が明確となるネットワーク式工程表が適している。
・ネットワーク式工程表:工事全体を個々の独立した作業に分解し、これらの作業を実施順序に従って矢線で表す。クリティカルパスを見つけることも大きな目的の一つ。作業間の関連を明確にし、作業の流れをつかみうるようにしたもの。矢線(アロー)の両端を結合点(イベント)といい、作業の開始及び終了を意味する。
・ネットワークを作成した時、作業開始から終了までの多くの経路の中で一番時間のかかる経路をクリティカルパス(最長経路)という。つまり、クリティカルパスとは、作業開始から終了までに余裕のないパスであり、かつ後工程に進むには絶対に外せない重要な作業や、遅れてはならない作業をつないだパスであると言える。クリティカルパスの短縮を図ることが、結果的に全行程のリードタイムを短くすることに繋がる。逆に、クリティカルパス上にない作業で遅れが出ても、プロジェクト全体のスケジュールには影響しない。
・バーチャート工程表:各作業の所要日数が分かり、さらに作業の流れが左から右へ移行していることにより、漠然とではあるが作業間の関連が把握できる。
・ガントチャート工程表:各作業の現時点での進捗度合(作業の達成度)がよく分かるが、各作業の必要日数は分からない。
・出来高累計曲線(Sカーブ):予定工程曲線と実施工程曲線を比較できるので適切に工程管理ができるが、必要な日数や工期に影響する作業は分からない。
・工程管理曲線(バナナ曲線):実施工程曲線が上方許容管理限界曲線と下方許容管理限界曲線の間にあればよく、下方許容管理限界曲線の下にあると工程進捗は危険側にあることから緊急に対応する必要がある。
・工事原価:完成工事高に計上される工事の原価のことを指す。材料費、労務費、機械代、仮設費、外注費、経費などで構成されており、一般管理費や利益は含まない。
・一般管理費:営業費や本社で働く人たちの給与、減価償却費、租税公課、通信費などの本社の事務費などで、受注金額から工事原価と一般管理費を引いた値が利益になる。
・架設通路において、墜落の危険のある箇所に設ける手すりの高さは85cm以上としなければならない。
・酸素欠乏の状態とは、空気中の酸素の濃度が18%未満である状態。
・高さが2m以上の箇所で作業を行う場合において、墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときには、作業床を設けなければならない。作業床を設けることが困難なときは、墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。
・手堀りにより砂からなる地山の掘削の作業を行うときは、掘削面の勾配を35度以下とし、又は掘削面の高さを5m未満としなければならない。
・「クレーン機能を備えた車両系建設機械の取り扱いについて」により、荷を吊り上げるためのフック及び過負荷制限装置等の安全装置を有しているクレーン機能付きバックホウ等は、法令上移動式クレーンに該当することとなった。

工程管理

・CPM法:時間と費用との関連に着目し、工事費用が最小となるようネットワーク上で工期を短縮し、最適工期、最適費用を設定していく計画手法である。
・横線式工程表:横軸に日数をとるので各作業の所要日数が分かり、さらに、作業の流れが左から右へ移行しているので、作業の関連がわかるが、工期に影響する作業がどれであるかがつかみにくい欠点がある。
・作業可能日数:暦日日数から定休日のほかに、降水日数、積雪日数、日照時間などを考慮して割り出した作業不能日数を差し引いて求める。
・工程と原価との関係は、工程速度を上げるとともに原価が安くなっていくが、さらに工程速度を上げると原価は上昇傾向に転じる。

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