【環境・エネルギー 5/10】〜エネルギー利用、エネルギー情勢、再生可能エネルギー、IEAの資料による2011年の一次エネルギー消費量〜

技術士一次試験

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赤文字は重要ポイントです。

【エネルギー利用】

〇電力の利用効率を高めたり、需給バランスを取ったりして電力を安定供給するための新しい電力送配電網のことをスマートグリッドという。スマートグリッドの構築は、再生可能エネルギーを大量導入するために不可欠なインフラの1つである。

〇スマートコミュニティとは、ICT(情報通信技術)や蓄電池などの技術を活用したエネルギーマネジメントシステムを通じて、分散型エネルギーシステムにおけるエネルギ一需給を総合的に管理・制御する社会システムのことである。

〇スマートハウスとは、省エネ家電や太陽光発電、燃料電池、蓄電池などのエネルギー機器を組合せて利用する家のことをいう。

〇スマートメーターは、電力使用量をデジタル計測するものである。

〇スマートグリッド、スマートコミュニティ、スマートハウス、スマートメーターなどで用いられる「スマート」は「かしこい」の意である。

【エネルギー情勢】

〇日本の電源別発電電力量(一般電気事業用)のうち、原子力の占める割合は2010年度時点で30%程度であった。しかし、福島第一原子力発電所の事故などの影響で、原子力に代わり天然ガスの利用が増えた。現代の天然ガス火力発電は、ガスタービン技術を取り入れたコンバインドサイクルの実用化などにより発電効率が高い。天然ガスは、米国において、非在来型資源のひとつである。シェールガスの生産が2005年以降顕著に拡大しており、日本も既に米国からシェールガス由来の液化天然ガス(LNG)の輸入を始めている。

【再生可能エネルギー】

〇買取対象の再生可能エネルギー源には、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスの5種類が含まれる。

〇買取価格は、経済産業大臣により、,毎年度定められる。

〇電気の使用者は、供給された電気の量に応じた賦課金を請求される。

〇再生可能エネルギー導入量の地域差による事業者間の費用負担の不均衡を調整する仕組みがある。

〇電気事業者は、再生可能エネルギーの買取のための接続を拒否できる場合もある

〇政府の総合エネルギー統計(2017年度)において、我が国の一次エネルギー供給量に占める再生可能エネルギー(水力及び未活用エネルギーを含む)の比率は約11%となっている。ただし、未活用エネルギーには、廃棄物発電、廃タイヤ直接利用、廃プラスチック直接利用の「廃棄物エネルギー回収」、RDF(Refuse Derived Fuel)、廃棄物ガス、再生油、RPF(Refuse Paper & Plastic Fuel)の「廃棄物燃料製品」、廃熱利用熱供給、産業蒸気回収、産業電力回収の「廃棄エネルギー直接利用」が含まれる。

【IEAの資料による2011年の一次エネルギー消費量】

〇各国の1人当たりエネルギー消費量を石油換算トンで表す。1石油換算トンは約42GJ(ギガジュール)に相当する。世界平均の消費量は1.9トンである。中国の消費量は世界平均に近く2.0トンである。アメリカ及びカナダの消費量は世界平均の3倍を超えており、7トン以上である。韓国及びロシアの消費量は世界平均の約2.5倍の5トンである。ドイツ及び日本の消費量は世界平均の約2倍であり4トンである。

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