実際に私が勉強に使用したオリジナルまとめノートを公開しています。
試験勉強の手助けになれば嬉しく思います。
平成25年度試験~令和2年度試験の内容まで反映しております。
火力発電所の立地条件
①燃料の受入れが容易なこと。
②大型、重量機材の搬出入が容易なこと。
③発電所の最終規模に対して必要な面積並びに地形が確保できること。
④台風、洪水、高潮、地震、津波、地すべりなどによる自然災害の少ないこと。
・火力発電所は、燃料の受入れが容易なことや、復水器冷却揚水として海水が利用できることから、沿岸部の軟弱地盤に建設されることが多くある。通常の構造物のように杭基礎や地盤改良等で支持される。
火力発電所の冷却水取水に深層取水方式を採用した場合の効果
・夏季に低温の深層水を取水することにより、プラントの熱効率向上が期待できる。
・汚染度の低い良質の冷却水を取水できる。
・放水口から放水される温排水の取水口への再循環を抑制できる。
・外海に面した海域では、取水路内への波浪侵入を低減でき、冷却水ポンプの安定した運転が保たれる。
・海面付近を浮遊する塵芥、漂流物の取水口への流入を阻止できる。→水路に付着するマガキ、ムラサキガイなどの海生物の幼生プランクトンやスクリーン閉塞障害を引き起こすミズクラゲの浮遊帯も比較的表層であるため、深層水の取水は海生物の障害を緩和する面からも有効。
地下揚水発電
従来の揚水発電システムと同様であるが、下部調整池に地下空洞を利用する点が大きく異なっている。現行の揚水発電に比べ地形上の制約が少なく、構造物の大部分が地下に設置できるため、地上環境に与える影響が比較的少なく、環境問題と経済性の問題を同時に解消できる可能性が高く、今後の揚水発電システムとして期待される。
〈特徴〉
- 自然景観保全など地表環境への影響低減
- 猛禽類など生態系の保護
- 地形条件の制約緩和
- 国土地下空間の有効活用
- 電力需要地近傍立地による送電ロス低減
- 地表に比べると天候や気温に左右されない
〈注意点〉
- 建設中はもとより、完成後も換気、排水及び照明などに特別な配慮が必要
- 資材搬入のためや、発電した電気を引き出すためのトンネルなどが必要
水力発電所の水路ルート
・水路ルートの線形は、施工上及び利用上の観点からもできる限り直線とするのが好ましく、曲線とする場合には比較的大きな半径とする。
・できるだけ地質の良好な個所を通過するように定め、やむをえず不良個所を通過する場合には、その通過距離が最短となる方向に水路ルートを選定する。
・水路が谷や沢の下を通過する場合には、十分な地山被り厚が得られるよう水路ルートを選定する。
・1本のトンネルの長さが長くなる場合には、全体の工事工程を考えながら工事用機材の運搬や仮設備、捨土の処理等が円滑に行われるよう水路ルートを選定する。
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※記事が完成次第、随時追加致します。

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