都市計画法、都市計画の決定、都市計画の思想

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都市計画法

・都市計画法における都市計画とは、都市の健全な発展と秩序ある整備を図るための土地利用、都市施設の整備及び市街地開発事業に関する計画とされている。
・都市施設は、都市計画区域内において定めることができるとされているが、特に必要があるときは、都市計画区域外においても定めることができる。
・交通施設、公共空地、供給施設は都市施設の種類に含まれている。
・都市施設については、都市計画に都市施設の種類、名称、位置及び区域を定める。
・都市施設は、市街化区域及び区域区分が定められていない都市計画区域については、少なくとも道路、公園及び下水道を定めるものとする。

都市計画の決定

・都市計画区域の整備、開発及び保全の方針に関する都市計画は都道府県が決定する。
・産業廃棄物処理施設についての都市計画は都道府県が定める。
・都道府県または市町村は、都市計画を決定しようとするときは、その旨を公告し、当該都市計画の案を、当該都市計画を決定しようとする理由を記載した書面を添えて、当該公告の日から2週間公衆の縦覧に供しなければならない。
・一級河川に関する都市計画については、国土交通大臣の同意が必要であるが、二級河川については大臣の同意は必要ない。
・土地区画整理法による土地区画整理事業で施工区域の面積が50ヘクタールを超えないものに関する都市計画は、市町村が定める。

都市計画の思想

・クラレンス・アーサー・ペリーの近隣住区単位の概念においては、住区内の生活の安全を守り、利便性と快適性を確保するために、小学校の校区を標準とする単位によって住宅地が構成される。
・エベネザー・ハワードは近代都市計画の祖とよばれるイギリスの社会改良家。田園都市論において自然との共生、都市の自律性を提示し、その後の近代都市計画に多くの影響を与えることとなった。田園都市論では、都市と田園に対して、職住近接型の田園都市を郊外に建設し、これらの3つの磁石がそれぞれ人々をひきつけると考えた。
・クラレンス・スタインはアメリカ合衆国の都市計画家。エベネザー・ハワードが提案したガーデンシティをヒントにつくられた田園都市ラドバーンの設計者。ラドバーンはアーサー・ペリーの近隣住区の理論を実際の開発に適用した都市であり、1928年に開発が始められた。
・グリーンベルト・タウンズは1935年からアメリカ政府が不況対策の一環として開発した田園郊外の総称であり、ワシントン郊外のグリーンベルト、シンシナティ郊外のグリーンヒルズ、ミルウォーキー郊外のグリーンデイルの3つが実現した。
・トニー・ガルニエは、フランスの都市計画家。近代的都市計画理論「工業都市」を提示した。
・ロバート・オウエンは周囲に1000~1500エーカーの土地を持つ正方形の敷地に労働者を収容し、各人に周辺農地を与え、失業のない自給自足的共同生活を営ませる農業と工業を結合させた理想工業村を提案した。
・20世紀末ごろから欧米諸国を中心とする国際的な地球環境問題への関心が高まり、都市の無秩序で際限のない拡張を押しとどめ、持続可能な都市化のありかたが地球環境に必要不可欠であるというコンパクトシティの考え方が提案された。
・エリアマネジメントとは、住民、事業主、地権者等により行われる文化活動、広報活動、交流活動等のソフト面の活動を継続的、計画的に実施することにより、街の活性化を図り、都市の持続的発展を推進する自主的な取り組みのこと。

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