現在私自身、1歳(男の子)の子育て奮闘中のパパです。
妊娠してから0歳の育児について、これは参考になるなと思った本や、もっと早く読んでおけば良かったなと思った本など自身が読んだ本をオススメ順にまとめています。
私個人の価値観に左右される部分はありますので、必ずしも順位通りに良書であるという訳ではありませんが、どれから読んでいこうかと考えている方にとって参考になるランキングになればと思っています。
特に「”絶対読んだほうがいい”に分類した書籍を選べば大事な部分は押さえられる」と言えるようにまとめていきたいと思います。
実体験ですが、実際に子どもが生まれてからは目の前の事に必死なまま1日が過ぎていくので、育児の知識を取り入れる時間を確保することが難しかったです。
そのため、妊娠が分かった時点で0歳の育児までを見据えて勉強しておいたほうがいいと思ったため「妊娠〜0歳の育児」という期間にしました。
現在で読んだ冊数は7冊です(2025年10月25日時点)。
※書籍タイトルにはAmazonのリンクを貼り付けています。
評価内容
大きく5つの項目を総合的に評価してランキングを作成しています。
※当初は各項目に点数をつけてランキングを作成していましたが、主なテーマが書籍によって様々であるため、実際にオススメしたいと思う順番と点数の順位が一致しなかったため、私個人の価値観に基づいた最終的な順位のみでまとめていきます。
コストパフォーマンス
いい本、良い内容のものはお金を出してでも手に得るべきだと考えていますが、内容とコストのバランスも踏まえた上で判断していきます。
「この本はお金を出してでも読む価値がある!!」と思えたかどうかという感覚です。
内容の分かりやすさ
内容の分かりやすさ、読みやすさです。難しい言葉が並んでいたり、難しい話ばかりだと中々読み進められないし、自分の中に内容を落とし込みにくいと思います。
内容の充実度合い、具体例
情報量、ボリュームです。内容が充実している方が多くの学びを得られる可能性が高まると思っています。また、内容の量だけでなく、かゆいところに手が届くところまで踏み込まれていると、誤った解釈をしづらくなり、自身の学びにつなげやすくなると思われます。
根拠、明確性
「なんとなくこう思う。」という内容ではなく、具体例や根拠を示して、明確な結論を出している方がより信頼ある情報と考えられます。経験談に基づく内容でも、たった1件の例外を取り上げている可能性があります。参考にするにあたって、データや根拠が明確で、信頼性の高いと思われる結論を話しているかは最重要であると思っています。
実践のしやすさ
次に大事したいポイントは実践しやすいかどうかです。本は読むだけで終わっては意味がありません。自身の子育てに活かしてこそ意味を持つと思っています。再現性があったり、今すぐにでも取り組めるものがあれば、より実践的な内容であると思います。
ランキング一覧
大まかな分類として「絶対に読んだほうがいい」「読んで損はなし」「その他」の3分類に分けてまとめています。
個人的に「1位〜4位:絶対に読んだほうがいい」「5位〜6位:読んで損はなし」と思います。
それぞれの書籍について簡単な感想をまとめているので、参考にしていただけたらと思います。
絶対読んだほうがいい:1位〜4位
1位:『はじめてママ&パパの妊娠・出産 最新版 (実用No.1シリーズ)』安達知子・監修(2023/9/28)

第1位は『はじめてママ&パパの妊娠・出産 最新版 (実用No.1シリーズ)』安達知子・監修です。
本書は妊娠から出産後までの様々な疑問や不安を解消することを目的とした書籍です。
妊娠がわかったときから出産までに起こる体の変化と注意点を1カ月単位で解説されています。
私自身、実際に第1子が誕生する前に読んでとても役に立ったと思えた1冊でした。
フルカラーで写真もたくさんあり分かりやすい
本書は写真や図柄がたくさん使用されているため、視覚的に理解しやすいです。
実際のエコー写真や出産後の赤ちゃんの沐浴手順など、文章だけでは伝わらないところも写真付きだととても分かりやすいです。
雑誌に近い感覚で読めると思います。
妊娠から出産まで何の悩みもなく心身ともに順調に進んでいく人はほとんどいないのではないかと思っています。
その中で、他の人もこんな悩みを抱えているのか、自分達だけが特別じゃないんだと、自分以外の経験者の声を知ることができるというのは気持ち的にも安心できるきっかけになる1冊と思います。
基礎知識の習得と予習に最適な1冊だと思うので、ぜひパパ&ママに手に取ってもらいたいと思います。
妊娠前から出産後までの気になることを網羅
妊活を始めた段階から出産後までのリアルな声を基に、それらの疑問や不安について答えているため、自分達がいま抱えている不安や疑問についての内容も高確率で含まれていると感じました。
妊活、妊娠中のつわり、妊娠中に夫にしてもらいたいことランキング、精神面の変化、出産の手順、出産後の赤ちゃんとの関わり、出産後の生活のために準備しておきたい物等、言われないと気が付かないところまで書かれていて大変参考になりました。
2位:『マンガで読むぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方』愛波文・著(2021/6/20)

第2位は『マンガで読むぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方』愛波文・著です。
日本人初の乳幼児睡眠コンサルタントである愛波文氏が、赤ちゃんの睡眠で悩む保育者たちを救いたいという思いから、赤ちゃんがぐっすり眠れるようになるための方法を伝えることを目的とした書籍です。
多くの人が抱える育児中の睡眠に関する悩みや、それらの悩みに対する科学的根拠に基づいた解決方法をマンガを交えて解説してくれます。
私自身子どもが生まれてすぐに睡眠については調べてある程度理解しているつもりでしたが、生後8か月になって夜中の覚醒など悩みが出てきたところで本書を手にしました。
月齢の違いや季節によって気を付けるポイントが変わっていたり、育休明けで仕事に復帰してから私自身の生活リズムが変わったりと、今自分が抱えている悩みと本書で紹介されている内容がが合致していて、早速できることはやってみようと思える1冊でした。
※実際に我が家でもできることを実践したところ、大変効果を実感して手に取ってよかったと思えた一冊になりました。
科学的な根拠に基づいているため安心して実践しやすい
「これがいい」と言われても、それが信憑性があるかどうか分からない内容を実践するのは不安だと思います。
しかも、まだ自分の意見も言えない赤ちゃんに対してであれば尚更です。
本書で紹介されている寝かしつけの方法や研究結果は科学的根拠に基づいたものであるため、ある程度安心感を持って実践できるものであると思います。
各単元の終わりには、解決策で紹介された内容についての研究結果の出所を明記しています。
エピソードが具体的で細かい所まで共感できる
本書はエピソードや良くある悩みの内容についてマンガ形式で解決策をまとめてくれています。
活字だけでは伝わらない、その時の心情や赤ちゃんの様子などが「そう!こんな感じ!」とまるで自分の子どもの分身をみているかのように表現されていて、少し可笑しく思いながら読み進めました。
エピソードがしっくりとくる分、それに対する解決策も「確かにこれはしていないな。」「やってみよう。」と思える気持ちになりました。
きっと楽な気持ちで寝かしつけに向かえる
本書では様々な解決方法が紹介されていますが、そのなかで保育者の幸せが度々取り上げられています。
こうしたらいい。こうすべきだ。という正しさに縛られて気持ちをすり減らしては本末転倒。
保育者の幸せが我が子への幸せに繋がるというところを大切にしていて、何をするにも保育者自身が負担を抱え込んでしまわないような範囲で取り組めばいいという、実践するときの緩さがあります。
きっちりやろうと意気込むよりも、希望をもってやってみようと行動しやすい気持ちになるのではないかと思います。
3位:『2万人を測定してわかった!子どもの成長は足が9割』柴田英俊・著(2022/2/19)

第3位は『2万人を測定してわかった!子どもの成長は足が9割』柴田英俊・著です。
けている柴田英俊氏が、長年の研究から分かった0歳~6歳までの子育てにおける足育の重要性をまとめた著書になります。
足育が重要である理由は至ってシンプルで、ざっくりと言えば「足の状態が健康である→足が疲れにくいためたくさん動くようになる→たくさん動くため食欲がでる→たくさん動くためぐっすり眠れる」というものです。
正直「偏った意見の本ではないか?」と思って手に取った1冊でしたが、
足が9割という表現が正しいかどうかはさておき、足育自体が重要であり子育ての方針やその後の成長に大きく関わる内容であるという印象は受けました。
子どもの成長にいい影響を与えたいと思っている方にとっては是非1度読んでみてもらいたい1冊だと感じました。
実測に基づいたデータで「子ども白書」にも情報提供をしている信頼性
柴田氏の足育についての研究成果が多方面で認められ、現在では企業や複数の大学との共同研究を重ねてデータのボリュームも増し、「子ども白書」に情報提供をしており、本書の情報の信憑性は高いものと判断できます。
実践するハードルもそれほど高くない
本書の足育に対する取組を実践するのはそれほどハードルの高いものではないと感じました。
年齢別にチェックポイントが解説されており、それぞれの項目も難しいものではないと思います。
足育の影響は想像以上に大きそう
本書では足育が子どもの発達に与える影響について、研究結果を基に解説されています。
個人的には想像以上に足育は大事なのではないかと感じさせられる内容で驚きました。
靴選び、子どもとの遊び方や過ごし方、保育園での取組など、何も知らずにとりあえず過ごすのと、本書を読んで足育に関する情報を知ったうえで過ごすだけでも大きな差になるのは間違いないと思います。
4位:『スタンフォード大学に3人の息子を入れた 賢い頭としなやかな心が育つ 0歳教育』アグネス・チャン・著(2022/2/18)

第4位は『スタンフォード大学に3人の息子を入れた 賢い頭としなやかな心が育つ 0歳教育』アグネス・チャン・著です。
著者自身もアメリカのスタンフォード大学院で教育学を学び、3人の息子全員がスタンフォード大学に合格したというアグネス・チャン氏の書いた書籍です。
妊娠してから12ヶ月までの子育てについて、親が自信を持って子育てできるための知識を得られる事を目的に書かれています。
「この時期には〇〇すべき」という教科書的な専門書とは違い、自身の子育てで何を実践したのか、実際子どもの反応はどうだったのかなどの経験を下に書かれているので、読み進めやすく書かれていたと思いました。
また、経験談においても、アグネス・チャン氏自身が教育学で学んだ事や、研究によって示された根拠を基にしているので、内容自体も特殊なものではないと思います。
意識すれば実践できるという事がほとんどで、実際の子育てにおいてもイメージしやすくなる1冊と思いました。
実体験によるリアルな感情
「生まれたばかりの赤ちゃんは文字通りの可愛い赤ちゃんではない」
「妊娠期の夫の対応に冷めた」「子どもが夜に寝てくれない」
など、想像している子育てとのギャップや、夫婦間でのやり取りによる感情の動きも書かれています。
ここは教科書的な書籍にはない、子育てのリアルな一部分を知ることができる魅力であると思いました。
読んで損はなし:5位〜6位
5位:『思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』加藤映子・著(2020/11/4)
第5位は『思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』加藤映子・著です。
本書は子どもの「自分で考える力」や「自分の意見を伝える力」を養うための絵本の読み聞かせ方について書かれています。
内容としては、「ダイアロジック・リーディング」という、大まかに言えば子どもと対話をしながら絵本を読み進めていく方法ついて、期待できる効果、実際の絵本を紹介した具体的な取り組み方法がまとめられています。
本書で紹介されているダイアロジック・リーディングはハーバード大学をはじめ、アメリカの大学で長年研究されてきた、子どもの能力を伸ばす絵本読み聞かせのメソッドになります。
日本で一般的とされている「親が絵本を読み、それを子どもが静かに聞く」というスタイルのメリットについても説明されています。
今行っている絵本の読み聞かせに、一工夫加えられるヒントになる1冊と思います。
0歳に限らず絵本の読み聞かせにおいて知っていて損は無い内容と思いました。
6位:『0~2歳 あそびかた事典』竹内エリカ・著(2020/12/20)

第6位は『0~2歳 あそびかた事典』竹内エリカ・著です。
日本キッズコーチング協会理事長の竹内エリカ氏が、非認知能力(好奇心・やる気・思考力・意欲・自律性・協調性・自信)を伸ばすための遊びを月齢に合わせて紹介している書籍になります。
月齢(発達段階)別に遊びがまとめられているため、自身の子どもの成長に合わせてできる遊びが分かりやすくまとめられています。
「遊びのレパートリーを増やしたい」「最近遊びがマンネリ化してきたので新しくできる遊びはないかな」と思っている人にとっては役立つ1冊と思います。
その他:7位
7位:『【2025年更新】保育園に受かるための 7原則: 保活サイト運営者が送るどこよりもわかりやすい保活の実用書』ワーママの味方・著(2025/1/20)

第7位は『【2025年更新】保育園に受かるための 7原則: 保活サイト運営者が送るどこよりもわかりやすい保活の実用書』ワーママの味方・著(2025/1/20)です。
年間50万ユーザーの保活(子どもを保育園に入れるために保護者が行う活動や準備)サイト運営者であり、3次の母として保活や転園を体験したワーママの味方氏が「これさえ読めば知識ゼロから保活が分かる」ことを目標にして手がけた著書です。
本書は、「保育園をどう選ぶか」というよりも、「そもそも保育園に入所できるか」という保育園に入所できるかどうかに焦点を当てた内容になっています。
待機児童率や保育園への入所難易度は各市町村によって違うため「(待機児童問題で)わが子を保育園に入れられるかどうかが不安だ。」という保護者にとって役立つ内容と思われます。
なお、本書で紹介されているサイトは関東圏及び都市圏の情報が充実しているようで、地方の家庭にとって本書の内容を有効活用できるかは微妙です。(※私も地方に住みのため活用できませんでした。)
保育園探しに関する情報収集については他にも複数のサイト(ホイシルなど)があるため、それらを活用しながら、本書で紹介されている保活スケジュールに当てはめていくのがいいかなと感じました。
さいごに
これからも、自身が学ぶ中でいいなと思った本は随時ランキングにして更新していきます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
みなさんのこれからがより輝くものになりますように。


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