下水道2種検定試験の学習に活用していただければと思い作成しました。
第78回
問題
土留め工
①土留め壁に作用する側圧を切梁と根入れ部分の地盤の受働抵抗によって土留め壁を支持させ、土留め壁の内部を掘削する方式は【A:切梁プレロード工法・B:切ばり式土留め】である。
②ソイルセメント地下連続壁は、原位置土の地盤種別により性能に差が【A:生じる・B:生じない】。
③鉄筋コンクリート地下連続壁は、市街地での小規模開削工事に【A:用いられる・B:用いられない】。
●切ばり
④原則として切ばりには【A:載荷しても問題ない・B:載荷してはならない】。
⑤切ばりに、やむを得ず継手を設ける場合、座屈を考慮して、中間杭や腹起しから離して設ける方法は【A:有効である・B:避ける】。
⑥切ばりは軸力により【A:適度な座屈をする・B:座屈しないような】ものでなければならない。
⑦切ばりと腹起しの接合部は調整剤を配置し、【A:適度なゆるみを持たせる・B:ゆるみが生じない】ような構造としなければならない。
●グラウンドアンカー式
⑧構造物の基礎が近接している地点や埋設物の多い地点で【A:有効・B:不利】である。
⑨アンカーの支持地盤として締まった砂質土や硬い粘性土は【A:有効・B:不利】である。
⑩アンカー体の支持地盤が浅い地点で分布している場合、【A:コストアップ・B:コストダウン】につながる。
答え
①B:切ばり式土留め
②A:生じる
③B:用いられない
④B:載荷してはならない
⑤B:避ける
⑥B:座屈しないような
⑦B:ゆるみが生じない
⑧B:不利
⑨A:有効
⑩B:コストダウン
復習・確認
土留め工
・土留め壁に作用する側圧を切梁と根入れ部分の地盤の受働抵抗によって土留め壁を支持させ、土留め壁の内部を掘削する方式は切ばり式土留めである。
→切梁プレロード工法は、掘削に先立って切梁に油圧ジャッキにより荷重を与え、土留め壁を地山側に押さえつけた後に、次の掘削を行う工法である。
・ソイルセメント地下連続壁は、原位置土の地盤種別により性能に差が生じる。
・鉄筋コンクリート地下連続壁は、市街地での小規模開削工事には用いられない。
→遮水性はいいが、泥水処理施設が必要なため広い施工スペースが必要である。
●切ばり
・切ばりには原則として載荷してはならない。
・切ばりに、やむを得ず継手を設ける場合には、適切な補強をして十分な強度を確保しなければならないため、座屈を考慮して、中間杭や腹起しから離して設ける方法は避ける。
・切ばりは軸力により座屈しないような十分な断面と剛性を有するものでなければならない。
・切ばりと腹起しの接合部は調整剤を配置し、ゆるみが生じないような構造としなければならない。
●グラウンドアンカー式
・構造物の基礎が近接している地点や埋設物の多い地点で不利である。
→構造物の基礎が近接している地点や埋設物はアンカー打込み並びに定着長確保のために支障となる。
・アンカー体の支持地盤は、締まった砂質土や硬い粘性土が有効である。
・アンカー体の支持地盤が浅い地点で分布している場合、コストダウンにつながる。
その他の問題
※随時更新していきます。
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皆さんのこれからがより輝くものになりますように。
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