【倫理綱領、倫理規定 7/8】

技術士一次試験

実際に私が勉強に使用したオリジナルまとめノートを公開しています。

試験勉強の手助けになれば嬉しく思います。

平成25年度試験~令和2年度試験の内容まで反映しております。

赤文字は重要ポイントです。

【技術者の活動と経済性】

技術者が様々な活動を行うに当たり、経済性は不可欠な検討課題である。限られた予算のなかで最大の効果が得られるように努力するのはもちろんのこと、活動の透明性にも注意を払う必要がある。

〈正〉

〇技術者Eは実験を伴うプロジェクトの技術面と予算面でのリーダーを任せられているD実施中、実験の進捗が思わしくなく予定期間中にプロジェクトの完成は難しくなったが、その報告は上司に行い了承された。予算も余ることになったが、技術者Eはこれを未消化分として計上し、予算返上することにした。

〈誤〉

‪✕‬技術者Aはあるプロジェクトにおいて技術面と予算面でのリーダーを任せられている。プロジェクトが進行するに従い費用がかさみ、予算内での完成は困難と予想された。しかし技術者Aには周囲に秘密にしている技術があり、最終的にはいくらか予算を超えるが、計画よりも良い形でプロジェクトを完成させられる確信がある。技術者Aは良いプロジェクト成果を出せば予算超過は許されると判断し、上司に報告することなくプロジェクトを遂行、予算は超過したものの完成させた。

→独断遂行は不適切。

‪✕‬技術者Bが担当するプロジェクトは、自社のBCP(Business Continuity Plan)に関係するものである。予算制約が厳しく、どのようにプラニングしても想定するすべての危機に対して対応することができない。悩んだ技術者Bは、複数ある危機のうち、その対策が安価なものから対応していくことにし,実施計画を取りまとめた。

 →価格優先の判断は適当でない。

‪✕‬技術者Cは複数のプロジェクトを任されている。プロジェクトの中間成果を報告する会議において、担当プロジェクトのなかで優先実施するものの抽出を求められた。どのようにして優先順位を決めるか悩んだ技術者Cは、費用対効果に着目し、計数できない要素は考慮しないことにして順位を定め、上司に提案したところ、計数できない評価項目を考慮するように指示された。計数できないものは技術者の主観であり客観性に欠けるので、技術者Cはこの指示を拒否し報告書を取りまとめた。

→独断遂行は不適当。

‪✕‬技術者Dはあるプロジェクトを実施中である。予算管理も任されているが、少し予算超過する可能性がでてきた。プロジェクトをこのまま遂行したい技術者Dは、プロジェクトに必要な機器を、私費であれば問題ないと考え、購入して使用した。

→私費での購入は不適切。

まとめノート一覧

まとめノート一覧はこちら

※記事が完成次第、随時追加致します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました