【環境・エネルギー 4/10】〜標準発熱量、石油情勢、エネルギー資源、日本のエネルギー消費〜

技術士一次試験

実際に私が勉強に使用したオリジナルまとめノートを公開しています。

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平成25年度試験~令和2年度試験の内容まで反映しております。

赤文字は重要ポイントです。

【標準発熱量】

資源エネルギー庁総合エネルギー統計より

〇輸入LNG(液化天然ガス) 54.70[MJ]

〇原油 38.26[MJ]

〇輸入一般炭 26.08[MJ]

〇廃材(絶乾) 17.06[MJ]

【石油情勢】

〇日本の原油消費は99%以上を輸入に頼っており、その内8割を中東から輸入している。

〇ホルムズ海峡は、ペルシャ湾の出入り口であり、原油輸入の際の通り道になる。

〇日本で消費されている原油はそのほとんどを輸入に頼っているが、財務省貿易統計によれば輸入原油の中東地域への依存度(数量ベース)は2017年で約87%と高く、その大半は同地域における地政学的リスクが大きいホルムズ海峡を経由して運ばれている。また、同年における最大の輸入相手国はサウジアラビアである。鉱物性燃料における原油(粗油を含む)及び石油製品の輸入金額が日本の総輸入金額に占める割合は、東日本大震災のあった翌年の2012年には約21%となった。2017年には約12%であった。

【エネルギー資源】

〇エネルギー資源量として、石炭の確認埋蔵量は石油の確認埋蔵量より大きい。

〇第一次石油危機当時と比べて石油の確認埋蔵量は増大している。

〇海水中にはウランが1億トン以上溶けている。

〇100km2の受光面積を持つ太陽電池の年開発電量であっても、我が国の年間電力をまかなうことは難しく、需要量の10%~20%程度である。

〇地球上の全植物の光合成により固定される太陽エネルギーを年間炭素純生産量でみると、人類の年間エネルギー所要量より大きい。

【日本のエネルギー消費】

〇日本全体の最終エネルギー消費は2005年度をピークに減少傾向になり、2011年度から

は東日本大震災以降の節電意識の高まりなどによってさらに減少が進んだ。

〇産業部門と業務他部門全体のエネルギー消費は、第一次石油ショック以降、経済成長する中でも製造業を中心に省エネルギー化が進んだことから、同程度の水準で推移している。

〇1単位の国内総生産(GDP)を産出するために必要な一次エネルギー消費量の推移を見ると、日本は世界平均を大きく下回る水準を維持している。

〇運輸部門(旅客部門)のエネルギー消費は2002年度をピークに減少傾向に転じたが、これは自動車の燃費が改善したことに加え、軽自動車やハイブリッド自動車など低燃費な自動車のシェアが高まったことが大きく影響している。

〇家庭部門のエネルギー消費は、東日本大震災以降の省エネ意識の高まりなどもあり、低下傾向である。

〇全国総和の年間エネルギー消費量を用途別に見ると、約3割が給湯用のエネルギーである。

〇全国総和の年間エネルギー消費量を用途別に見ると、冷房のエネルギー消費量は暖房のエネルギー消費量の約1/10である。

〇全国総和の年間エネルギー消費量をエネルギー種別に見ると、約5割が電気である。

〇電気冷蔵庫、テレビ、エアコンなどの電気製品は、エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)に基づく「トップランナー制度」の対象になっており、エネルギー消費効率の基準値が設定されている。

〇全国総和の年間電力消費量のうち、約5%が待機時消費電力として失われている。

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